夏乃の投稿作品一覧
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花が散って季節めぐり
遠い過去の記憶呼び覚ました
愛の果ての果て
蒼くて透き通った 白い雲が流れる
涙零れそうな空に
どうか誰か 名前読んで私を留めていて
まだ此処に
つたない足取りで道を進んで 進めて
躓いても だけど
祈りを知らずにいた私の旅の途中で...旅の花
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終わりない道の中で 私だけ立ち止まるの
涙さえ涸れてしまい 望みとか叶わなくて
理想的な世界手に入れていた
だけど目が覚めればまた失うの
昨日何を食べて何話したか
白い壁を見つめ、ただ繰り返す
さよなら きっと言えるはずさ
色んなもの此処に置いていくんだ
忘れないで過ぎた日々を
奇跡なんて信じなくて...バイバイグッバイ
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夢の調べの色 失われた声に
そっと目を閉ざして流れを纏う
柔らかな旋律に耳を澄ましていて
終わりのない穏やかな日々 それだけで
私だけの幸せを願えたなら
夢の終わりの音 この手のナイフなど
どれほどの無意味なものなのでしょう
愛の終わりの音 海の調べの中
身体は泡となり消えゆくのでしょう...愛の調べ
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終わりない道の中で 私だけ立ち止まるの
涙さえ涸れてしまい 望みとか叶わなくて
理想的な世界手に入れていた
だけど目が覚めればまた失うの
さよなら きっと言えるはずさ
色んなもの此処に置いていくんだ
忘れないで過ぎた日々を
奇跡なんて信じなくていいから
理想とか希望だとかしゃがみ込み砂に描いた
波の...言の葉を君に
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小指を絡めてキスをして約束
二人の証は左手のリングに
零れてく涙さえ いつの日か薄れていき
鮮やかな思い出が愛しさに変わっていく
抱えた腕の花が私の道を示し
憂いを忘れさせて笑顔に彩ってく
前へと歩き出した背中をそっと押され
紡いだ言葉の数 想いは届いているかな
揺れてる花束 雲間から溢れる
光を集...promise
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風に揺れるひとひら 手のひらに集めて
二度と失くさないように 胸に秘めた
重ねた想いの愛しさを 忘れたふりして
柔らかな春を数えてた 見付けた先のその先へ
ただね 咲かせていく言葉は 泣いた幼子が笑えるように
祈る誓いのその果てに 小さな花ひとつ
いくつ時繰り返し 零れてく言葉を
ひとつひとつ掬い上...花ひとつ
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「忘れないで」 囁く君
「忘れないよ」 小指絡めて
白い部屋で風に揺れる
咲いた花は あの空の色
目蓋を閉じている 眠るひと
名前を呼んでみて 視線が合い
ふたり笑い合う
この身に手繰り寄せたその身体は
こんな傍で温もりをくれるのに
一歩一歩迫ってる...勿忘草
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微かな糸に灯した色 まだまだ染まれなくて
戸惑う心持て余して 傷付けたこともあった
震えてる身体を 手繰り寄せて抱き締めても
きっと貴方は笑顔見せてくれなくて
笑顔の数の出会いがあると 涙した声は儚く
想いの丈を繰り返しても 戻らない過去に届かない
愛情という答えなき問い これが最後と花光り
ぽたり...線香花火
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とても広い世界の真ん中に たった独り取り残していく
君が吐いた大きな嘘だけは どうか誰も気付かないでいて
かなしいことも 嬉しいことも
わけあえたなら よかったのに
いつの間にか互いがわからなくなって
数えたらきりがないほどすれ違ってきた
『理解』なんてとっくに枯れ果てたんだと
ずっと思っていた 思...きみが望んだ世界
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大好きな人たちと出逢えた かけがえない奇跡は
ジョークの日がなければ ここになかったのだから
嘘から生まれた真だけど たくさんの皆に「ありがと」なんて
僕も知らない 何処かの誰か 考え出した
溢れる嘘の笑えるひとつだって
もしもなければここにはいない僕という今 作り出したんだ
ガッカリされてたかもし...僕がいる奇跡
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聴かせて 織り上げた寓話を読むように
あなたの腕の中で眠るから
愛してくれなくて それでもいいなんて
云ったりしないように
果敢無い いま いま 終末は見ないふり
夜空にきらきら 物語瞬いて
優しい声を抱いて
そっと泣いて おやすみなさい
ねえ 枕が濡れた夢は
あなたの手で忘れさせて...よい夢を
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地平に沈む今日を 爪先でつついて
未だ見ぬ未来へ 転がしてく
茜に染まる空に 太陽は融けゆき
想い出を抱いて 眠りましょう
ふたり、手を繋いで いつか笑い合える
そんな叶うことない 永久の夢を見た
あざやかに巡りゆく季節
指折り数え 吐息零し
風が音も立てずに 雲を運び 背中を押していく
濡れた頬を...夜明け前
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君と二人 手を繋いだ道 空見上げてた
あの日みたい 打ち上げられては燃えていく華
抱き締めていた温もりさえ 思い出に変えていく
零れて落ちてく涙を 拭う術はなくて
壊れて過ぎてく季節を 積み重ねて
今でも此処に立っているから
空いたままで 歩き続けてた 右手が寒い
笑い合った 幸せな日々はひとときの...一夏の華
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手を繋ぎ 時重ねれば
いつかココロが読めるのかな
よそ見なんてしないでほしい ずっと
歌い続けるから 此処で
キラメク想い乗せて
今すぐに君がいる場所へ
もしも飛んで行けたなら その腕で受け止めてくれる?
いつだって歌ってあげる
君の隣で 何があっても
嬉しいとき 泣きたいとき全部...キラメクキモチ
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澄んだ空と凪いだ心
いつも通り陽は昇った
穏やかに過ぎていく 今日と云う時は
今も想い出の中へと 置き去って
「さよなら」と微笑んでた
誰よりも優しかったひと
ぼやけていく命の光 風に攫われて
きらきらと消えてく
指の先で触れた願い
掬い上げて 溶けてしまう...風花
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出会った瞬間落ちた恋の種 果実になっていたの
誰にも言えない願い クリームに隠していくよ
とけてしまいそうになる ココロは止まらないんだ
ねぇ 気付いて欲しいよ こんなにスキになっちゃった
Sweet shortcake あなたがくれたベリーを
そっと飾り付けるよ ありったけの想いを込めて
Stra...Strawberry☆Shortcake
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囁いてて ずっと傍で
瞳閉じたまま 鼓動に耳を澄まし
風は唄って 夜は微笑って千切れてく
ほろ苦いカクテル 喉を焼いた
けだるい朝 もっと抱いて
手繰り、抱き寄せた温もり 頬を寄せて
夢を紡いで 愛を奏でたその口は
熱を持った刻と 夜に冷えた
優しく溶けていく月
何もかも変わらない空の色...Melty Moon
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淡い雪が静かに 窓の外で輝いてる
何もかもを忘れたくて 膝を抱えてた
あなたが居る世界は 永遠さえ儚く
緩い風に運ばれ 滲んでいく 消えてしまう
分かち合った温もり 繋いでいた手は解けて
一人きりになった部屋で 窓辺に凭れた
あなたが居た世界で 零れ落ちた涙は...君が居る場所
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過ぎていく日々 壊れてしまいそうな静寂の中で
揺れている木々たち やさしく世界から音を包み込んでく
木霊する言葉さえ 途切れては飲み込んで
もういいかい? もういいよ ほら風は凪いだ
零れていく薄紅の欠片
両手のひらですくいあげて
穏やかな空 流れる白い雲の軌跡なぞって
気が付けば小さな願いは 手の...記憶の欠片
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そっと耳元で囁く 誰かの声に寄り添い
触れた優しい温もりに 瞼下ろして揺られた
いつか壊れてしまうこと ずっと気付いていたから
繋ぐ言葉は持たなくて ただ、ただ
心澄まし 風を撫で 溶けてしまえたら
今も笑い合えたのに
抱いて掠めた残り香も 今はこの手を離れて
何も哀しいことはない 微笑う意味さえ忘...ユメをみていた
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スキキライそれとも好き?なんて
呪文みたい何度も唱えては
窓際に飾り付けた白い
花びら一枚ずつちぎってく
散らした分だけ想いは積もってくよ
気付いているかな?
マルガリーテ 聞いて恋話
両手いっぱい溢れそうな気持ち
どうしたって抑えきれないよ きっと
いつか伝えにいくから覚悟して...マルガリーテ*コイウラナイ
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重ねた季節が音もなく過ぎて
夜の世界に散らばる 記憶を抱いて
繋いだ手と手が離れないように
見上げた空に願いを 口唇で紡いだ
二人で同じ時を過ごす奇跡が
ただ ただ 続けばいい
夜に降り注ぐ星屑 いつまでも出会いを奏でた
今を鮮やかに積み上げて 遠くまで響いて
幾億もの時を超えて 伸ばしてた指先に触...星屑のメモリィ
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朝日は夜に昨日を焼いて 今日を編み上げていく
独り佇む冷たい部屋で 風が囁くの
忘れることを忘れないでと 繋がれた記憶は
箱に閉じ込め鍵をかけるよ 失くさないように
絡めていた小指をほどいたのは
訪れない明日を見ないために
手のひらから零れていく
きみが吐いた哀しい嘘
手折った花は穏やかに揺れ 涙を...きみが吐いた嘘
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見上げし空 流るる雲 あけぼのぐさ散りゆき
夜に紛れ繰り返した逢瀬は今 幕閉ぢゆきし
想ひ寄せしことも罪になひけるや 通じ合はせしこと罪や
ひらりはらり舞ひ散りて 想ひと共に
そりと未来なくなして 朔のゆめは幻へと
はらりひらり風に舞ひ 壊れ消えゆく
空に浮かぶ彼の月は 二人の時奪ひたるぞ
他の誰や...落花の如く
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流星に乗って何処までも 夜空を通ってキミのところへ
唇で紡ぐボクの想いは 同じ夢伝って届くといいな
黄金(きん)の月に誘われて ベランダから見える空
街の明かりが消えて独りきり、なんて そんな考え投げ捨てて
伸ばした手に掴むフルムーン
キラキラ輝く数えきれない星屑が
夜から零れてキミのもとへ降り注い...流星ランデブー
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指先ひとつで転がしたダイスは
絡まり連なる世界すら閉ざして
歪ませた日常が生み出した過去の亀裂
知らぬ間に広がって狂わせた因果律の
矛盾さえ塗り重ねた色
世界は気付かぬように全てを改竄して
奇跡を生み落とした事実を忘れていく
己の愚かさすら知らずに広げていた
いつかのひび割れさえ覆って隠していくから...摂理崩壊のプロトタイプ
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指の隙間から零れゆく 君との約束を
ひとつずつ飲み込んで そっと告げる夢の終わり
「笑ってて」と最期の言葉が 今の僕には身体震えるほど
ただ切なくて宙(そら)を見上げていた いつの日にか二人きり過ごしてたように
星降る夜に君を捜して 幾千の光を掴もうと
伸ばした指先届かないままで いくつもの想いを抱...星降る夜に
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沈んだ幾つもの夢蹴飛ばして
どうせ叶わぬものと置き去りにした
例えばあの日のように振り向かず
何も気付かないままで居られたなら
きっとこの瞬間でさえ空を追い掛け続けてた
ふわり羽ばたいた小さな輝き
Butterfly 音もなく届かぬ空間を
一人泳いでは未だ見ぬ世界を描く
Butterfly 美しい両...Butterfly
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覚悟は決めていた。
早く死にたいとも思っていた。
しかしそれは死とは無関係の場所にいる自分だからこそそう願ったのかもしれない。怖くはない。むしろ良かったのだと思っているが、ひとつだけ未練がある。
リンに出会うまでは無かった未練だがこういったカタチで死に逝くことが決まって、もっとリンと一緒に居たいと願...死にたがりの君と生きたがる僕。【6】
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変わりなんて一人もいない、沢山の仲間達。
かけがえのない大切な時間。
振り返れば傍にレンがいて、笑ってる。
いつも通りの優しく温かい笑顔を浮かべていた。
駆け寄ろうとしたけれど見えない壁に阻まれてそれ以上近付くことも出来ず、何度彼の名を呼んでもその距離は縮まることなく開いていく。
片手を挙げて、白い...死にたがりの君と生きたがる僕。【5】
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