闇色に沈む 街 風の音が響き渡る
いつしか空を埋め尽くした星
二人分の足音がやけに反響しては
夜空の果てに溶け出してゆく
駆け上がった丘の上
息を切らせたまま見上げた空
広がる星の海 言葉を失くした僕
降り注ぐ星の雨 誰かの願いを叶えては消えてゆく
あの日僕らは何を願ったんだろう 君はまだ覚えてるかな…
願い事を何度も繰り返し唱えてた
そんな僕をみて君は笑ってた
照れくさくて僕は顔を背け空を見た
「叶うかな?」
無邪気に君が笑う
夏の終わり 夕闇
伝えられなかった言葉 今も…
あの日僕らが名前付けた六等星
「君は今そこにいるのかな…?」なんて
ふと一人で見上げた空
胸の奥で疼いた小さな願いは
星屑にも届かなかったね
時が流れて 季節がめぐり 僕らが名づけた
あの星も街の光の影に消えて 夜空の色も変わって
それでも変わらないままでいるよ 僕は
あの日願った 君に言いたかった
言葉は胸の奥に今も残ったまま
一人きりで大人になってゆく僕を 君はあの星海(そら)のどこかで
見ていてくれるのかな あのね 本当は
君が大好きだったよ…
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