寂しくなんかないよ
さっさと帰ればいい
顔なんて見たくもないし
声はとうに忘れた
近寄らないでよ
嫌い、嫌い、大嫌い
ただ最後だから
来てあげたの

バスが来る音がする
離れてく気配
飴玉のひとつでさ
釣ろうとしないで

積乱雲流れてく
胸に残った気持ち
まとめてスイカの種みたいに
どこかへ飛ばせたらいいのに
溶けたアイスを不器用に
食べる横顔がチラつく
手の届かない距離に
簡単に会えないとこに
逃げていったのかな
私が嫌いだから

寂しいんだずっと
隣に居て行かないで
笑顔を見ていたいよ
その声で名前呼んで
傍に寄ってよ
好き、ほんと、大好き
もう最後だなんて
信じたくないよ

バスはもう行って
一人きり夏の中
甘い飴に塩辛い
雨が降って夕立

積乱雲流れてく
胸に残った気持ち
まとめてスイカの種みたいに
どこかへ飛ばせたらいいのに
溶けたアイスを不器用に
食べる横顔がチラつく
手の届かない距離に
簡単に会えないとこに
逃げていったのかな
私が嫌いだから

困ったように笑うのが好き
困らせる私が嫌い
「好き」って言う君が好き
「好き」って言えないのは何故

大きな麦わら帽子
風に揺られながら
「またいつか」
交わした小指の
約束が眩しい

積乱雲流れてく
胸に残った気持ち
まとめてスイカの種みたいに
どこかへ飛ばせたらいいのに
溶けたアイスを不器用に
食べる横顔がチラつく
手の届かない距離に
簡単に会えないとこに
逃げていったのかな
私が嫌いだから

時はずっと流れてく
数日何十年と
膨らんだ風船みたいに
想い割れないだろうか
溶けた記憶は不器用に
笑って話せるのかな
手の届く距離に
簡単に会えるとこに
居る未来あるのかな
「忘れないよ」の
言葉を信じてまた
待っているよここで

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

いくじなしサマー

閲覧数:134

投稿日:2020/01/15 23:11:32

文字数:752文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました