玩具屋カイくんの販売日誌 (277) よからぬ力?
投稿日:2016/05/22 14:24:41 | 文字数:1,349文字 | 閲覧数:76 | カテゴリ:小説
行方不明?の子の行方は...
みんなは、ミクさんのカバンについた人形を見つめる。
「不思議ですね。実はボクのとこにも、そういうメールが届いたんですよ。地下鉄に乗ってたら」
「そう、それで、バスに乗り換えたワケね」
暦君のことばに、紙魚子さんがうなずく。
「ここ、わたしたちの方では、人形がしゃべって...。暦さんの方では、メールの文になったのかしら。そのメール、見せてください」
レイムさんが身を乗り出す。
「それが、その履歴が全然ないんですよ」
頭をかく、暦君。
「妙ね」
首をかしげるミクさん。
と、そこに彼女の着信が鳴った。
「はい。あ、リンちゃん?」
リンちゃんからの通話のようだ。
●よからぬ力を感じる...
ミクさんは、リンちゃんと話を始める。
暦君たちは、また話の続きを始めた。
レイムさんが言う
「どうも、よからぬ力を感じるわね。なんかありそうね」
彼はうなずいた。
「ボクも、何か不気味な、イヤな予感を感じたんですよ」
「それって、どういうこと?」
紙魚子さんが、メガネのふちをさわって、眉をひそめる。
レイムさんが言う。
「つまり、あいつが、イヤがらせでも、してるんじゃないか、ってことよ」
紙魚子さんと暦君は、同時に、聞き返した。
「ツクヨミが?」「ツクヨミが?」
“ハッピーアイスクリーム!” 暦君が叫ぶ。
「古いですね。あなた、いつの時代の人?」
紙魚子さんがあきれて言った。
「でも、イヤがらせ、って...。子どもじゃ、あるまいし。それに、そんな大がかりなこと、どうやって?」
けげんな顔で言う彼に、レイムさんは混ぜっ返す。
「子どもでしょ。ツクヨミさんは、少年よ」
その時、ミクさんが通話を切って、話に入ってきた。
●オソロシイ、力のある少年
「いま、リンちゃんが、お家からかけてきたのよ」
「リンちゃん、元気ですか?」
心配そうに聞く暦君に、彼女はうなずく。
「ええ。家でゆっくりしてるって。今日は学校は休むけど、明日からは出るって言ってたわ」
「そうですか、よかった。それで、サナギちゃんは?」
ミクさんは、顔をくもらせて答える。
「それが、やっぱり行方が分からないって。リンちゃんがいろいろ、友達に聞いてみたりしたそうだけど」
レイムさんが、腕を組んで言う。
「その子の行方も、わからない。 暦さんは、奇妙な目に遭う...」
紙魚子さんは、ミクさんたちに聞く。
「そもそも、なんでリンちゃんが、怖い目に遭ったんでしたっけ?」
ミクさんは答える。
「私がリンちゃんたちと一緒に作ってる、コラボ商品のドールがあるの」
「うん」
「それを最初は、月光企画といっしょに、プロモーションしていたんですけど、途中で私が、一緒に仕事することを、断ったのよ」
「じゃ、それで、逆恨みしてるの?その月光企画のツクヨミが」
紙魚子さんはメガネのふちをつまんで言う。
「やることが、ただの少年のようね~」
...電車の運行をつかさどっちゃうほど、オソロシイ、力のある少年?そんなのありかい?
暦君は、首をかしげた。
レイムさんは、首を振って答えた。
「ただの、いたずらじゃないのよ。きっと、あいつはね、誰かを呼び出そうとしてるのよ。イヤガラセをして」(・・*)。。
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エイリアンエイリアン(歌詞)
ゆれる街灯 篠突く雨
振れる感情 感覚のテレパス
迷子のふたりはコンタクト
ココロは 恋を知りました
タイトロープ ツギハギの制服
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マボロシナイト
一目で気付いたの 惹かれてしまったの
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NETAMASITTO 歌詞
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ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!
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N E T A M A S I
N E T A M A S I
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8月15日の午後12時半くらいのこと
天気が良い
病気になりそうなほど眩しい日差しの中
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「でもまぁ夏は嫌いかな」猫を撫でながら
カゲロウデイズ 歌詞
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今好きになる。英語
If I realize this one secret feeling for you
I dont think i would be able to hide anymore
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今好きになる。英語
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スタービリーバーワールド
揺れてる夢の底は
歩き方でさえも分からないけど
信じることも今は
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息を呑む瞬間真っ白に
スタービリーバーワールド
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猫猫的宇宙論歌詞
猫猫的宇宙論 なんも知らないまんま
アイラブユーを唱える 尊い感が麻薬的
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猫猫的宇宙論歌詞
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君の神様になりたい。
君の神様になりたい
「僕の命の歌で君が命を大事にすればいいのに」
「僕の家族の歌で君が愛を大事にすればいいのに」
そんなことを言って本心は欲しかったのは共感だけ。
欲にまみれた常人のなりそこないが、僕だった。
君の神様になりたい。
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ネバーランドから帰ったウェンディが気づいたこと【歌詞】
【ネバーランドから帰ったウェンディが気づいたこと】
恐らく私は殺される
なぜ?誰に?
それが分からない
ただあの世界(ネバーランド)から無事帰ることができた今、私が感じた「ある違和感」をここに書き記しておく
ネバーランドから帰ったウェンディが気づいたこと【歌詞】
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【小説書いてみた】 神曲
おにゅうさん&ピノキオPと聞いて。
お2人のコラボ作品「神曲」をモチーフに、勝手ながら小説書かせて頂きました。
ガチですすいません。ネタ生かせなくてすいません。
今回は3ページと、比較的コンパクトにまとめることに成功しました。
素晴らしき作品に、敬意を表して。
【小説書いてみた】 神曲
雑貨の仕事をしてます。
キャラクター雑貨がらみで、キャラクターも好きです。
音楽も好きですが、好きな曲の初音ミクバージョンを聴いて感心!
ボーカロイドを聴くようになりました。
機会があれば、いろいろ投稿したいと思ってます。
宜しくお願いします。
twitter http://twitter.com/tamaonion