色付く時の中で 僕は君をみてた
重なる視線さえも 夕の空に消えた

夏の夜の幻想に 想いを馳せて
揺れた 君の髪が
鮮やかな 橙の 灯りの中に
ふわり 溶け込んでゆく

切なく燃えゆる恋花火に 君は何を願う
儚く消えゆく一片舞って 僕の頬を撫ぜた

並んで歩く僕の 下駄の音が響く
優しく笑う君の 胸に居るのは誰?

美しく散れたなら それでいいのに
揺れる 紅い裾が
藍色の 闇の中 まるで金魚の
ように ひらりと泳ぐ

一途に咲かせた花びら散って 君は何を想う
夏夜に消えゆく恋を笑って 僕は君をみてた

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純情花火

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投稿日:2020/05/25 01:42:35

文字数:253文字

カテゴリ:歌詞

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