「リン王女、お茶会の時間でございます。」
いつもの、前王の信頼厚かった臣下が、私を迎えに来た。
「最近はこのお茶会も、なかなか行えなくなりました。」
「これからは、リン王女もお忙しくなるかと思いますし、」
「また、レンさまも召使としての仕事も増え、今までのように開く事は難しくなるとは思います。」
「出来るだけ、ご期待に沿えるようには努力いたしますので・・・。」
私はただ、黙っていた。
今はそれより、早くレンに聞いてみたいことがあったから。
「緑の国との戦も始まりましたが、わが国の方が優勢でございます。」
「ご安心ください。」
相手は一人で続けた。
「そうそう、緑の国と言えば・・・。」
「レンさまの想い人は、緑の国の娘だそうで。」
「此度の戦のことでは、残念な話でございますな。」
私はその言葉に、弾けるように振り返って相手を見た。
「大臣、あなたそれを・・・知ってたのね・・・?」
相手は何も言わず、ただ、笑んだ。
ああ、この顔。
私は眩暈を感じていた。
記憶の奥に閉じ込めた恐怖の象徴。
四肢を切断された可哀想なジョセフィーヌと一緒に封印した、
あの表情。
そういえば、王の紋章は、
金のたてがみを持つ二頭の白馬ではなかったかしら?
外の世界では戦が始まっていた。
それなのに、まるでここだけ何事もなかったように、
お茶会の行われる部屋の扉が開く。
相変わらず重々しくカーテンの閉め切られた部屋。
暗い部屋を煌々と照らし出す蝋燭群。
眼差しの冷めた給仕係と護衛。
その向こうにいる、君・・・
悪ノ華 ~第四章 悪ノ娘reverse 5~
悪ノ娘、悪ノ召使、リグレットメッセージという曲を
書き手の勝手なイメージで二次創作したものです。
こちらは、個人の勝手な創造や捏造設定で書かれておりますので
実際の歌詞や、原曲者さまの裏設定とは違っております。
ご注意ください。
また、それぞれの歌に、ご自分でお持ちのイメージがあり
他のイメージを受け入れたくないという方は
どうぞ、ご自分のイメージこそ大切になさってください。
こちらのテキストなぞは、スルーしていってください。
※注意※
基本的に悲しいお話となります。
苦手な方は読むのは止めた方がよいかと思います。
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