薄氷の羽
待ち人は来たらず
止みそこねた六花
居もしない君への
遣らずの雫、餞の白

掻き消えた足跡
辿れない君の影
真白の原に埋もれて
独り寝の、嗚呼、うそ寒い

未だ名残だけが
忘れ難くあるのだ
白い指が雪に溶けて
見えなくなってしまっても

薄氷の羽
静かに行き過ぎる
時は無情の人か
巻き戻す術など
誰も持ち合わせちゃいないのさ

心、独り、此処で、嗤う

温む水、潜めて
絶える時は間近に
朧な光を透かして
それでもまだ、此処に待った

薄氷の羽
置き去られた冬に
行くあてなどないのだ
そうして待つことに
意味などはないと知っちゃいるが

未だ、未だ、離れ難く

薄氷の羽
面影を変えても
過ぎ去った春の日に
名残惜しく泣いて

新たな春が、今、名を呼んだ
新たな春が、今、名を呼んだ



(補足版)

<サビ>
薄氷(うすらい)の羽(はね) 【7】
待(ま)ち人(びと)は来(き)たらず 【9】
止(や)みそこねた六花(むつはな) 【10】
居(い)もしない君(きみ)への 【9】
遣(や)らずの雫(しずく)、餞(はなむけ)の白(しろ) 【14】


<Aメロ―1>
掻(か)き消(き)えた足跡(あしあと) 【9】
辿(たど)れない君(きみ)の影(かげ) 【10】
真白(ましろ)の原(はら)に埋(うず)もれて 【12】
独(ひと)り寝(ね)の、嗚呼(ああ)、うそ寒(さむ)い 【12】

<Aメロ―2>
未(いま)だ名残(なごり)だけが 【9】
忘(わす)れ難(がた)くあるのだ 【10】
白(しろ)い指(ゆび)が雪(ゆき)に溶(と)けて 【12】
見(み)えなくなってしまっても 【12】

<サビ>
薄氷(うすらい)の羽(はね) 【7】
静(しず)かに行(ゆ)き過(す)ぎる 【9】
時(とき)は無情(むじょう)の人(ひと)か 【10】
巻(ま)き戻(もど)す術(すべ)など 【9】
誰(だれ)も持(も)ち合(あ)わせちゃいないのさ 【14】

<Bメロ>
心(こころ)、独(ひと)り、此処(ここ)で、嗤(わら)う 【12】



<Aメロ>
温(ぬる)む水(みず)、潜(ひそ)めて 【9】
絶(た)える時(とき)は間近(まぢか)に 【10】
朧(おぼろ)な光(ひかり)を透(す)かして 【12】
それでもまだ、此処(ここ)に待(ま)った 【12】

<サビ>
薄氷(うすらい)の羽(はね) 【7】
置(お)き去(ざ)られた冬(ふゆ)に 【9】
行(い)くあてなどないのだ 【10】
そうして待(ま)つことに 【9】
意味(いみ)などはないと知(し)っちゃいるが 【14】

<Bメロ>
未(いま)だ、未(いま)だ、離(はな)れ難(がた)く 【12】


<ラスサビ>
薄氷(うすらい)の羽(はね) 【7】
面影(おもかげ)を変(か)えても 【9】
過(す)ぎ去(さ)った春(はる)の日(ひ)に 【10】
名残(なごり)惜(お)しく泣(な)いて 【9】

新(あら)たな春(はる)が、今(いま)、名(な)を呼(よ)んだ 【14】
新(あら)たな春(はる)が、今(いま)、名(な)を呼(よ)んだ 【14】

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薄氷の羽(うすらいのはね)

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投稿日:2016/07/05 23:19:51

文字数:1,314文字

カテゴリ:歌詞

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