廻り廻り　踊る世界
暗い辛いことばかりが
ふたり　絆　結びつけていた

チラリゆらり　燈る灯
独りふたり　影を増やし
ふたり　影絵ひとつに重ねた

ねぇ　君がくれた　秘密の糸
きつく結び合う　小指がいたい

強く弱く儚く高く笑う声が揺れる
君が映す私も一緒に震えてる気がした

惹かれ　結び　契った　証
今も紅く残る　小さな細い痣

巡り周り　踊る世界
秘密の場所　隠れ見てた
ふたりきりの　内緒の箱舟

ヒラリふわり　おつる桜
その手の上　満開にして
ふたり　傷を　吐息で癒した

もう　君がくれた　緋色の糸
ほつれほどかれて　目には見えない

強く弱く儚く低く響く嗚咽洩れる
君が隠そうとすればする程　共鳴する悲痛

指で　口で　契った　証
今は薄くかすむ　小さな細い痣

もう　失くしてしまったのなら
何故こんなに強く　痛みが残るだろう？

強く弱く儚く高く嗤う声が揺れる
本当は泣き出したいの　堪えてる気がして

運命　ほつれ　千切った　朱糸
今も強く遺る　小さな朱い痕

強く弱く儚く濡れる瞳君がぬぐう
涙で濡れてしまった小指に　細い髪絡みつく

焦がれ　結び　契った　朱糸
今も指に遺る　消せないこの痛み



(ひらがな)
めぐりまわり　おどるせかい
くらいつらいことばかりが
ふたり　きずな　むすびつけていた

ちらりゆらり　ともるあかり
ひとりふたり　かげをふやし
ふたり　かげえひとつにかさねた

ねぇ　きみがくれた　ひみつのいと
きつくむすびあう　こゆびがいたい

つよくよわくはかなくたかくわらうこえがゆれる
きみがうつすわたしもいっしょにふるえてるきがした

ひかれ　むすび　ちぎった　あかし
いまもあかくのこる　ちいさなほそいあざ

めぐりまわり　おどるせかい
ひみつのばしょ　かくれみてた
ふたりきりの　ないしょのはこぶね

ひらりふわり　おつるさくら
そのてのうえ　まんかいにして
ふたり　きずを　といきでいやした

もう　きみがくれた　ひいろのいと
ほつれほどかれて　めにはみえない

つよくよわくはかなくひくくひびくおえつもれる
きみがかくうとすればするほど　きょうめいするひつう

ゆびで　くちで　ちぎった　あかし
いまはうすくかすむ　ちいさなほそいあざ

もう　なくしてしまったのなら
なぜこんなにつよく　いたみがのこるだろう？

つよくよわくはかなくたかくわらうこえがゆれる
ほんとはなきだしたいの　こらえてるきがして

さだめ　ほつれ　ちぎった　あかし
いまもつよくのこる　ちいさなあかいあと

つよくよわくはかなくぬれるひとみきみがぬぐう
なみだでぬれてしまったこゆびに　ほそいかみからみつく

こがれ　むすび　ちぎった　あかし
いまもゆびにのこる　けせないこのいたみ