夕暮れ時の太陽が何かを伝えようとしている
あの日読みかけた紙の文字が思い出させようと
風に飛ばされた栞はもう鳥のように空に
鳥の影思い浮かんだ夢幻微睡みへ
雲と空染まる色彩あの鳥は何故未だ発たない

遠くで鳥が鳴いた 夕日が瞼を染めた
大気を通り抜けた 光が緋色に染めた
薄い皮膚を透過する 毛細血管を染めた

舞い落ちた紙拾い上げ何気なく口走っていた
不意の空耳か聞こえてきた遠い鳥が鳴いた
紙切れが空に飛んでく無垢よりも白い紙が
やがて身を投げ出すようにこの両手を広げてた
いつの日の人の憧憬自由に空を飛び発とうか

遠くどこも緋い 景色が永遠求めた
草木までも緋い 恐怖か畏敬か虜か
高い空の緋の中 美しいとさえ思えた

赤い原野と赤い空焼き付けるよう見開いた目
風の匂いを肺深くまで行き渡らせながら
何気なく向き直ると緋い鳥 鳥は鳴いた
遠くから近づいてくる空遮る羽広げ
鳥じゃない鳥の嘴が開く 空に磔られた

胸を腕を脚を 筋肉線維がちぎれる
爪を歯を体毛を 奪われ崩れる形
喉で血が泡になる 鳥に啄ばまれて 死んだ

汗にまみれて血にまみれ嘔吐と失禁が広がってる
五感全てが震えてるのは生きたいからじゃない
もう風も強い赤も感じない 鳥が鳴いた
鳥の影脳が震えて意識下へ遠のいて
5000回100000分繰り返しあの鳥に捧げた

天井板 何度目にしたかで気付く
視界記憶精神 認識震盪恐慌
焦るように筆を執る 黒をこぼしたなら赤で

曖昧なまま書き殴る刃を突き立てるかのように
緋色の景色が鳥が草も根も喰らい尽くして
緋い毛を伸ばし視てる緋色の鳥よ未だ発たぬ
赤し毛よ柳毛よ草も寝も喰らい気を伸ばす
阿て傾けて矢を投げ九叉を持ち音で食い卦伸ばす

あかしけ やなげ ひいろのとりよ くさはみ ねはみ けをのばせ
緋色の鳥よ 未だ発たぬ
緋色の鳥よ 発つや発たぬや
緋色の鳥よ 発ちぬるや

血に焼け部屋の屍の喉から何か出ようとしてる
鳥が呼びかけた紙の血文字敲き起こしたくて
口は開かれる眠り寄せて羽音戻す記録
災害に名前と形で与すれば認識へ
喉を裂き響く余白の血溜まりに眼球ができる

肋で鳥が鳴いた 嘴が啄く髄膜
喉に巣を組まれる 肩甲骨を掻き毟る
皮膚の下に鳥がいる 瞬き空が裏返る

羽撃く時を待ち侘びながら祝詞は厳めしく顕
記憶は戻され必死に書く紙の皿に乗って
門扉を叩いた赤い翼 羽が口から出る
血液が滴り落ちてく痕跡は鳥へ
お前達はまた失敗したのだ。嘴、破顔する。

羽撃け 翼を広げ 未だ鳥ではないものよ
開いた 門の外へ 未だ鳥ではないものよ
地下深くにもういない 巨大な墓標に過ぎない

あかしけ やなげ ひいろのとりよ くさはみ ねはみ けをのばせ
緋色の鳥よ 未だ発たぬ
緋色の鳥よ 発つや発たぬや
緋色の鳥よ 発ちぬるや

緋色の鳥よ 今こそ発ちぬ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

鳥よ

SCP-444-JP - █████[アクセス不許可]
執筆者: locker
本家記事: http://scp-jp.wikidot.com/scp-444-jp
Tale「緋色の鳥よ」: http://scp-jp.wikidot.com/locker-s-tales-red-scarlet-crimson
ライセンス: CC BY-SA 3.0

SCP-444-JPおよびTale「緋色の鳥よ」をモチーフにした非公式二次創作歌詞です。

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閲覧数:56

投稿日:2026/05/18 14:54:40

文字数:1,193文字

カテゴリ:歌詞

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