a
切りすぎた前髪は
私を隠してくれない
何からも守ってくれない
a
開きかけた唇を
震わせてそっと閉じた
わざとじゃないって知っている
b
椅子取りゲームが怖かった
失われる居場所が焦燥感を掻き立てて
つま先だけぎゅっと丸めた

s
なにもない
誰もいない部屋で
座り込む私のまつげに
光がともる
世界の半分がぼやぼやと輝いた


a
息苦しい微睡みが
絡みついて離れない
何もかも届いてこない
a
いつの間にか冷えた肌
触れて初めて気づいた
一人で肌を重ねる
b
椅子取りゲームが怖かった
いなくなる友達 ひとりぼっちな気がして
まだ小さな手握りしめた

s
なにもない
誰もいない部屋で
私の視界に誰かがうつる
世界の半分がゆらゆらと煌めいた

c
ずっとずっともの寂しいのは
きっも誰の座る椅子もないから
私の座る椅子も

s
なにもない
誰もいない部屋で
座り込む私のまつげに
光がともる
世界の半分がぼやぼやと輝いた

s'
なにもない
誰もいない部屋で

涙が

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

椅子のない部屋

わたしの原点だったものをリメイク。
結果的に、他のものと組み合わせてしまって違う方向性になりました。

なぜかどうにもならない寂しさの根本は、他人との関わりのうすさのせいじゃなくて、自分が自分を愛せないからだと思う

閲覧数:479

投稿日:2017/06/18 06:06:37

文字数:437文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント1

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  • 湊 ノドカ

    湊 ノドカ

    ご意見・ご感想

    コラボからのリンクで拝見させていただきました。
    「良い詞」という言い方は語弊があるかもしれませんが、
    とても惹かれるものがあるなぁと思いました。

    2016/02/23 23:54:26

    • +ふたたび

      +ふたたび

      お返事遅れてしまい申し訳ありません。
      ありがとうございます。私の原点のような作品なのでとても嬉しいです。

      2016/05/18 01:06:27

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