ようこそ!、きのこ駅前商店街へ! 第9話 張本人

投稿日:2010/03/02 17:42:36 | 文字数:3,748文字 | 閲覧数:447 | カテゴリ:小説 | 全2バージョン

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☆オリジナル作品第2弾である、「ようこそ!、きのこ駅前商店街へ!」の第9話です。
☆とにかく、ご一読くださいませ。理由がわかります。

第1話:http://piapro.jp/content/gd0jb59ytd308t92
第2話:http://piapro.jp/content/0a4lbg5h8w17bo26
第3話:http://piapro.jp/content/tgh0ul4dkragiduz
第4話:http://piapro.jp/content/92pp7g2rnd88oid3
第5話:http://piapro.jp/content/jfzky2abv7r9bg4w
第6話:http://piapro.jp/content/7klfje2avf08g84a
第7話:http://piapro.jp/content/4ip3xev6rmkrd6dt
第8話:http://piapro.jp/content/vuz745ozuzaze0bl

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TEXT
 

<ようこそ!、きのこ駅前商店街へ! 第9話 張本人>

<第8話 末文より>

(支配世界・木之子神社・リン&レンの制御エリア)

ルカ:う・・・・・あ、ご、ごめんなさい。
がくぽ:大丈夫か?、突然、気を失ってしまって。
リン:大丈夫ですか?。
レン:回答を出せる状態か?。体が落ち着くまで少し待っても良いぞ?。

ルカ:いえ・・・・大丈夫です。これから回答を出させていただきます。
レン:よし。頼む。君のファイナルアンサーは?。

***

ルカ:私が選んだ“選択肢”は、“『自分』の律”に従う、です。

***

がくぽ:???、どういうことだ???。
レン:全く意味がわからん。
リン:ちゃんと説明して!。

ルカ:『自分』って言っているけど分類的には、“天の律にも地の律にも従わない”になるのかしら。

がくぽは刀の束に手を掛け、レンはルカに向かって身構えた。

がくぽ&レン:つまり、我らと敵対すると言う事か?!。もしくは、“自分勝手なエゴイスト”の道を選ぶ、ということか?。
ルカ:違うわ。どちらにも敵対するつもりはないし、“俺様的な自分本位のエゴイストの道”を選ぶわけでもない。“天の世界と地の世界の両方に関係する、本当の真実の道”を見つけるために、天と地、両方の“法則と約束事”から、抜け出すの。

リン:『本当の真実の道』???。
レン:ここの世界の真実でも、
がくぽ:地の世界の現状でもない真実と言うことか?。
ルカ:そう。それを選んだ理由と、その意味をこれから詳細に説明するわ。でも、あなた達全員に、少し失礼になる内容も含まれるわ。でも怒らないでね、冷静に聞いて欲しいの。

がくぽ、リン、レン:わかった。だが、納得できる説明を希望する。
ルカ:はい。

ついに、ルカの最後の選択肢の説明が始まった。

***

ルカ:まず、さっき私はメイコさんの力で気絶させられて、意識だけメイコさんがいる、天でも地でもない“自我の世界”って所に飛ばされたわ。

レン:何!、メイコはそんなところにいたのか!。なるほど!、天でも地でもない場所にいたから監視モニターに映らなかったのか!。こんな大事な時にそんなところにいてそんなことをして、一体何を企んでいる!。
ルカ:いえ、メイコさんは何も企んではいませんでした。むしろ、“破滅的な最後”を回避させる助力をくれました。
リン:破滅的な最後?。
ルカ:天の律と地の律、どちらかだけを選んだ結果を前もってモニターで見せてくれました。
レン:!、つまりどちらを選んでも、“破滅的な最後”を迎える・・・と・・・。

レンは手を震えさせ、爆発寸前だった。がくぽは意外に冷静だった。
リン:レン!、さっき約束したでしょ!。怒らないって!。
レン:し・・・しかし、この狼藉・・・・。
リン:とにかく、話を聞こうよ。
レン:わ・・わかった・・・。

ルカ:リンさんとレンさんの方、つまり“天の律”に従った場合、私の“秘密を知った記憶”が消され、律が安定して、今まで通りの平和な商店街に戻り、今まで通りのここでの生活に完全に戻るわ。刃向かったがくぽさんと、理由不明だけどメイコさんの二人の情報は消されるけどね。
レン:それでいいではないか。
ルカ:でも、地の世界で今も行われている“行方不明者の捜索”、つまりここにいる住人全ての捜索は一生終わらず、地の世界にいる“本当の親兄弟”は一生、ここの住人と会うことが出来なくなる。これでいいと思う?。仮初めの平和な世界で住人達の“自分たちの平和な生活”を得るために、地の世界を犠牲にしていいと思う?。
レン:ぐっ・・・・・。

ルカ:それとは反対に、がくぽさんの地の律に従った場合、刃向かったリンさん、マスターは撃破され、天の律が一時的に解除される関係で、がくぽさんを含めた“私たち全員”は、元の世界、つまり地の世界に戻れるわ。ここでも記憶は無くなるけどね。
がくぽ:まぁ、そうなるな。
ルカ:でもね、帰った時間軸が全員同じ関係で、多い人で10年分もの“記憶喪失”の状態で発見されるの。それに“原因不明”がついてね。そして原因は一生わからない。あと、リンさん、マスターがいない事や、ここの地の世界の住人が全員いなくなるため、もう1つの現実世界である、ココの残った住人は、ここで作られた、あなた、そう、“め~こ人形”さんだけになるわ。この制御エリアに入ることが出来なくなり、且つ、住人がいないため、元に戻った商店街は“完全な廃墟”となる。め~こ人形さん、あなただけで、その荒廃した世界をずっと彷徨う事になるわ。

め~こ人形:え!?、そ・・・そんなの・・・・あちし・・・・いやなのだ!。
ルカ:がくぽさん?、地の世界の人間を帰すためとはいえ、その対価として、“もう1つの現実世界”であるココを“破滅”させて、いいと思いますか?。
がくぽ:むぅ・・・・・・・。

ルカ:その結果で私は本気で困ってしまったの。そうしたら、メイコさんは助言をくれたわ。“残された選択肢がある”と。そして、今までの”リンさん、マスター、がくぽさん”、そして、全員の話から、“掘り下げて語られていない重要なこと”がある事も教えてくれた。
レン:“詳しく語られていない重要なこと”?。
がくぽ:・・・・・・・“この世界をスプリットさせた張本人”、そして、
リン:私たちを生み出し、ここの制御エリアへメッセージを送った人物、
レン:更に、おそらくになるけど、ここへ地の世界の人間を誘拐してきた存在、

ルカ:そう、今の商店街の発展や、やってきた内容の“利害関係”から、それらは全て“同一人物”と考えられるわね。そしてこの重要な内容に話が進むたびに、全ての人は“その話題の掘り下げ“を避けてきた。おそらく、少なくても”天の律“の法則の中に盛り込まれている事項だったと思うわ、”張本人の詮索をするな“、と。地の律には、そもそも”張本人“の話題は入ってなかったから、話題にも上らない。

レン:た、確かにその話題だけは、避けてきた、と思う。
がくぽ:私も存在がいるのでは?、程度で終わらせてきたはず。
リン:それにしても、今、こうやって“詮索”できるのは、何故かしら?。
ルカ:それは、ここの全員が、“ルカの決断に従う”事にしていたからね。既に私は“自分の律”に従うと決断したから、あなた達全員にも効果を与えているのだと思う。
がくぽ:なるほど。

ルカ:話を進めるわ。そしてその“残された選択肢”を選ぶ事で、私は生身で、あのメイコさんがいた“自我の世界”に行く事ができるともメイコさんは言っていた。天の律でも地の律でも、どちらか一方だけ選んでもダメ、そしてメイコさんがいた世界の名前は“自我の世界”。張本人に会うためには、天の律や地の律、両方を選んでも“張本人を突き止める”という事は律の束縛により出来ない。
レン:・・・・・・。
ルカ:そして考えた結果たどり着いたのが、“自分の律に従う”、事だったの。これが選んだ理由の説明よ。

***

レン:わかった。しっかり納得できた。但し“張本人を突き止める”という項目が柱だがな。
がくぽ:私も同じだ。
リン:説明はわかったんだけど、柱になっている“張本人を突き止める”って難題、ルカさんは何か切り崩せるヒント、持っているの?。

ルカ:当然、物証なんてないし、スタート地点は“メイコさんの話”だけだし、ここからは全て推測になるから、行う事は全部“賭け”って事になるけど、いいですか?。
レン:やむを得ないだろう。いずれにしても協力する。先ほどの“ルカの決断に従う影響”のおかげか、“張本人“に興味がわいてきた。
リン:私も抵抗無いわね。
がくぽ:私も問題なく協力する。その賭けに乗ろう。
ルカ:みんな、有り難う。じゃあ、ここから、“張本人”の説明をするわ。ぶっちゃけ、“誰が張本人か?”ってのは、今でも解らないの。
レン:おいおい・・
ルカ:でもね、“どこにいるか”ってのは、推測はついているの。
がくぽ:私も何となく解りかけている。“誰にも見つけることが出来ない場所”。
レン:そして、私たちの“監視モニター”にも映らないところ。
リン:つまり、天の世界でも地の世界でもない、所。

ルカ:そう、“自我の世界”よ。メイコさんの説明通りなら、“そこ”、しかないの。
レン:!、そうか!、メイコが張本人か!。
ルカ:いえ、違うはず。これだけ“来るな”という律を作っている本人が“来て欲しい”って言うはずないと思う。メイコさんがどういうスタンスの人物なのかは今でも解らないけど、とにかく、“メイコさん以外で、自我の世界にいる誰か“、それに絞るわ。

リン:うーん、でも“自我の世界”ってどこにあるの?。天の世界でも地の世界でもないんでしょ?。
ルカ:それはちょっと自身あるの。“詮索するな、来るな”って天の律、“知らない”っていう地の律から、特定される場所は1つだけなのよ。
レン:詮索するな・・・・来るな・・・・。
がくぽ:私が知らない・・・・・・・・・!、まさか!。

ルカ:そう、“木之子駅”、よ。

更新は相変わらずゆっくり目ですが、安定してきました。

基本、テキストでのボカロ小説で活動してます。今は、

『Dear My Friends! 2期』
(最近は"ディアフレ!"って略記することが多いです)

を連載投稿してます。

たまにイラストも投稿してます。

コンテンツの利用に関しましては、事前事後問わず、コメントにてお願いしますね。

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作品へのコメント7

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    ご意見・感想

    ↓続きです!。

    ◯がくぽの刀全部:全て日本刀であり美振に準拠です。
    名称参考:”日本刀”のwikiの写真です。

    1)分霊刀:記載の通り、金属の部分である刀身がなく、柄(←つか。文中記載の字が間違えてました)~切羽までしかない日本刀です。でも鞘には納めることが出来ます。

    2)封印刀:これだけ日本刀の要素全てがある、普通の日本刀です。封印の時は記載にあるとおり、刃先に吸い込みます。

    3)錬気刀:これは分霊刀と同じように刀身がない刀です。でもオーラが漂っていて妖刀っぽいイメージだと思ってます。

    > さぁ!次回が何時掲載されるのか楽しみです!頑張って下さいね

    今、設定資料と、頭にある事項を整理して、あんまり詰め込まないで書こうと思ってます。大事な所だし、全ての謎が証される所でもあります。

    なんで、ラスボスが”彼女”なのか?。それが全ての謎の起点です。

    ご閲覧、コメント、ご質問、有り難う御座います!。

    2009/03/02 21:12:01 From  enarin

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    ご意見・感想

    hata_hata様、今晩は!

    > ラスボスがenarinさん

    ははぁ~!実は私g・・・・・すんません、嘘です。ラスボスは間違いなく彼女です

    ◯ウェイトレス服
    デザイン:これはメイドさんというより、スタイリッシュでお洒落なスタバなどのカフェの普通の制服です。エプロンは普通の業務用エプロンのイメージです。髪の毛はピンク髪のままで、パケ絵と同じのロングです。でも場合により、店員さんのように途中で纏めていてもいい感じですね。

    色:第1話=設定資料通りだと、記載の通り”服は黒基調の普通の喫茶店制服と、黒のエプロン”となってますが、ピンクや黄色をアクセントに入れ、エプロンは黒やめる方が、鎧らしいのと、格好いいと思います。記載通りだと地味過ぎ・・・。レンは店の制服を与えたって書いちゃってますが、詳細に書いてないので、そこら辺は自由イメージですね。

    ◯めいこ人形
    デザイン:小説の記載で”赤い人”って書いているので、その通りです。パケ絵にちょっと酒屋エプロンでも加えていれば、”酒屋のマスコット”ってのが強調されると思います。勿論”ちびバージョン”です。

    ◯ミク
    デザイン:そうです。カイトさんと同じ年齢設定くらいだと思います(例の寸劇に違和感が無い程度かな)

    ○リン・レン
    デザイン:これは、ミクさんくらいの年齢だと思っているのですが、気分的には実は”14歳”程度の雰囲気を醸し出していてもいいと思ってます。制御エリアのコントのイメージとか、喫茶店のマスターが”ショタ系でマスターの服を着ている”とか、守護者が子供っぽいってのもギャップでいい感じだと思うので。

    ○ルカ
    デザイン:そうですね。20歳のまんまではちょっと、と思うので、おねーさんのカフェ店員さんだから18歳位がいい感じだと思います。

    上に続きます。

    2009/03/02 21:10:31 From  enarin

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    ご意見・感想

    nai☆様~、今晩は~!

    > 『コギト・エルゴ・スム』に通じるテーマを感じます

    有り難う御座います!。”Y.H.V.H.”(我思う故に我有り)が最後のテーマだから、ラスダンが”自我の世界”で、ルールが”自分”であり、最後に出てきたラスボスが彼女なのです。

    > 『ソフィーの世界』

    気持ちがよいとのことで、安心しました。こういうディープな哲学RPGは意見が分かれるので・・・。私もソフィーは途中挫折しかけたのですが、読破しました。でも意味は半分位しか理解できませんでした。なので、私は聞きかじり知識でこの小説を書いているので、なんともはや・・・。

    > またいいところでwww

    すんませんです~。なんかこの方法、美味しいメソッドなので、どうにも使いたくなってしまって・・・。orz

    でも実はこれ以降の”最後の真実”は長いのです。だから、導入編であるこの話と、これ以降を分けるのはここしかないとも言えます。

    > レンのウェイトレス装束に関する説明

    えっと、ウェイトレスの服は防御力の事を考えるバトル向けとは言えないですが、”機動性”は高いです。店内を機敏に動けるようにデザインされているので。それとエプロンも含めて、胸部、腰部の防護についての秘密は、これ以降で説明が出てくるので、御参照くださいませ。レンはこの時点ではその”大事な防護効果”の事を話していないです。守護神の力で貰った”服”は例えアーマーの”物理防御”と比較して劣るのであっても、”守護神の加護”のような霊的防御力(魔法防御)、回避能力がずば抜けて高いのです。(魔法防御力255/255、回避率99%)。

    > 関東を守護するマサカド様?

    えー、いや、その、がくぽさん=関東の四天王の誰か、リンレン=セラフだと思っていたんですが、がくぽさんの律ってのが、”人道、守護、鎮護”だったので、もろに”平将門様(マサカド様)”になってしまいました。ははは。

    でもでも、実はこれ以降は、ちょっと違う感じで進みますよ~。何で彼女が世界をスプリットしたのか、とか数多くの謎が残っているし、最大の謎”メイコさんは一体なにをしたいのか?”。これが山場です~!。

    ご閲覧、コメント、有り難う御座います!。

    2009/03/02 19:54:09 From  enarin

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    ご意見・感想

    nonta様~、今晩は~!

    > 何をコメントすればよいやら、言葉が思いつきません(ノ∀`)

    有り難う御座います~!。というかこの1話、前より短めなのに、詰め込んでいる謎はちょっと多すぎましたね。それも怒濤の如く次から次へとだったので、恐縮です。こういうBGMに速いテンポの曲が流れそうな場面だと、文を長くすると白ける傾向があるので、ちょっと怒濤にしました。

    > 謎解きのヒントを得ると同時に、更に新たな謎が出てきて、てな具合で。

    そうですね。謎が(推測とはいえ)解明された次に、また謎が出てきて、って感じですね。ラストダンジョンのラスボスの間まで来ている”この話”までで、かなりの謎が途中のままになっているので、次回以降、漏らさずに記載していこうと思います。それとメイコさんの存在も書いていきますよ~。

    > また今回も良いトコロでうまぁく、ヒキますし

    有り難う御座います、でもって、毎回すんませんです。月光仮面の如き、”次回をお楽しみに”的になってしまって。でも、これ、使えるんですよね。こういうTVゲームRPG風の冒険活劇物では・・・。

    ご閲覧、コメント、有り難う御座います!。

    2009/03/02 19:24:16 From  enarin

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