投稿作品24作品
もっと見る-
聖樹の後片付けを傍目に
百八と暮れる梵鐘と
来光に備うお社よ
有り触れた市街のケイオス
軽弾みにらしさの元に
歩きゆく提琴の低音
或いは風を二乗したゴートよ
振動もツクリカエルの傘下
正体は文化的最果ての残滓か
経緯度の編み目も凌いだ蜘蛛の巣が...微笑-歌詞
-
微笑-Off Vocal(2 Mix)
-
壊中時計-Off Vocal(2 Mix)
-
空の裂傷が黄色い血を流した夜
知り人のキマイラに許しを乞う夜
寄る辺無さを窺知する試験紙みたいな夜
思い出のキマイラが
督促にやって来る明けない夜
時間が止まった
青年が生まれた朝に完成した
小さな円らか機械時計
休まず竜頭を巻いていた筈なのに
今は動かない懐中時計...壊中時計-歌詞
-
時代が拭き残した侭 我関せず焉の
雨降り旧市街 退廃区
丸い背で彼は今日も往く
凡ゆる搾取が溶け合った異臭に嗅覚器は
曲がるばかりか一回転して無感覚だ
彼は今日を往く
荷台の不明な花の種の海が時化て
転げ落ちた一粒
自己の孤独な境涯が
それを連れ帰る動機となった...珍花商-歌詞
-
珍花商-Off Vocal(2 Mix)
-
娯楽化した裁判が
鍵と日の光を放った街のサクリファイス
女王は相対化を知らない
つんのめって「断頭妥当!」
トランプ達は憂鬱と時間で
ハートを模した通貨に両替していく
「貴方の心の様さ!貴方様々さ!」
行間に諸症状のファクターを疑う分解能を
以てしてよく売れる修正液の業
抗生剤の乱用 三月の欲情 イ...心臓模型-歌詞
-
心臓模型-Off Vocal(2 Mix)
-
彼の子の撮る作品には
四方の外さえ写っていて
孔雀の様な自負心は凡そ消えた
ただ下卑た人の茶話会の
御八つになる低解像で暮らしていよう
何時も通り巻耳の如 張り付いた
電信柱元い読者の歪な正義感
高級店に番 雌鳥に既視 交感神経が優位
羨望の彼の子に焦点を絞り執り行う
「華奢。」...紅山繭-歌詞
-
紅山繭-Off Vocal(2 Mix)
-
放たれた風船がどこまで昇るのか
知る由も無い僕は通園途中の道
行き違うバスの広告を見ていた
ローから見る母さんが和菓子を食む禺中に
帰れないと悟って癇癪を起こした
「泣いたら駄目だよ」他人の戒めの
論理的整合性の無さを看破する用の
言葉をまだ知らなくて
雨水で満たされたが故に
却ってマンホールの上...pacifier-歌詞
-
pacifier-Off Vocal(2 Mix)
-
半径数kmの慣わしに
飽いて尚 旅なんて
金持ちの道楽さと
口を尖らせた少年に
知らない風景の
それなのに感傷を誘う叙事が
不気味の渓谷を
渡る旋律に乗ってひらり届いた
眺めていた汽車を
見送り駆けて鬼さんの様相...少女、楽隊、表現主義-歌詞
-
少女、楽隊、表現主義-Off Vocal(2 Mix)
-
印象派群青に君を見る-Off Vocal(2 Mix)
-
湿度計の落着 青天井高を上げた
いつしか風が変わっていた
変声期の声と木犀の香が迷い込んで
ゆくりなき時間旅行
君に認めた心の殆どは切手も貼れずに
他愛の無い定型だけ
思えば君からの一言一言も
哀歓に留まるばかり
その趣意が解った試しも無く募ってた
文集や前時代の携帯と奥に閉まった筈の...印象派群青に君を見る-歌詞