アクセラの投稿作品一覧
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高架下の電線 平行に伸びる雲
斜め上を見上げる 別に不安なんかありもしない
境界線みたいだ ぼんやりと思うだけ
僕は空に届かず 空は落ちる素振りすらもなくて
夕暮れ なくなって 散らされるだけ
そんなに 泣くなって 笑われるだけ
探してた夏だけが遠くなっていく
春なんてなかったことのように忘れるのに...夏秋
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曇り空にうんざりしながら
君の鼻歌を聴いてたんだ
「雲一つない空」なんて
何の皮肉のつもりだろうか
青いままの向こうを見透かし
少し気まぐれな僕の声は
また意味なんて気にせずに
明けるその日を待っている
再生されるのはわからない言葉
想い出の中は間違いだらけで...朝
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今宵 舞い散る夏桜
寂しげな僕らを隠す
薄紅 夕闇 愛焦がれ
綺麗に終わるでしょう
前後左右 揺られながら
人混みはそれぞれへ向かう
進む歩幅 抑えながら
いつしかと気付かずに廻る
別れの時も 言葉も
目の前にあるはずなのに...夏夜
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駅前高架下ベンチ上 信号機は点滅待ち
ヘッドライトは真横を掠めてく
戸惑う梟は右往左往 思い出せば返事はまだ
夢の中では何かが違ったの
テンポアップへ無我夢中 スローなままじゃ喜べない
余裕ぶってちゃ乗り遅れ 行先なんて選べない
ほらきっとまだ間に合う
何もかもすぐそこに 3,2,1
中身なんて空っ...stay
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今日の夜明けを5分ほど過ぎた
真横から昇る太陽の下で
変わり始めたのは気付いていた
いつも走り出したアスファルトの道
今じゃ乗り越えられない高い壁
しかし未だ知らん顔でのびる
真下の鉄塔は何かを見つめてた
ビルの横を淡々と走り
苛立たしげな顔で舌打ち
当たり前の日々ながら渋い...drop
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夏の匂いが雨に乗って
地面から巻き上がってく風
坂道下る僕を見つけ
まだ残ってんのかと押してくようで
蹴り飛ばしたんだ蝉時雨
何も聴こえないくらい走り出して
泣かないように目を瞑って
見上げた青空は遠くまでって
晒しまくった本性まで
思い出せないと笑っていて...ただ過ぎるだけ
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おはようっておどけて笑う君で、時間はとっくに昼を過ぎて
寝癖が踊る頭を少し 、恥ずかしそうにさわるように
朝ごはんは軽くていいかなって、それより先に顔を洗えば?
そもそも朝じゃないよと言って、君の笑顔を見ていたんだ。
好きだなんて曖昧すぎる気持ち、だからさはっきりしてる想い
なくても別に問題はない、...いつも不思議と
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青白い光 射し込む月光 ホワイトグレーの壁
流れてる時間 なおも動かない ユラユラ揺れる針
キラキラとネオン 涙も共鳴 光れば何よりねぇ
寂しさは今日も 夢に浮かぶのに 明日も変わらない
覚めれば、私は、前髪掻き揚げ、掻き毟るの
いつかは、私も、何故だか思案に、捕らわれるの
いやしくも最愛な人だから...雨の思考回路
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チョコレートを食べた コーヒーを飲んだ
いつもより強く苦味を感じた
良い事があった 嫌な事あった
いつもより強く不幸を感じた
何もかも上手くいかない気がして
自暴自棄に笑ってみせたけど
私が信じた事が全て 正しいなんて 思わないけど
でもこれからも 信じていきたいとは思うよ
あなたが感じた疑問全て ...日々
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久しぶりに見た朝焼けに視線が泳ぎ始めて
軽く笑い涙目になるいつもの朝6時過ぎ
いつも君が淹れてくれてたコーヒー自然と探し
落ち込んでは涙目になるいつも同じな毎日
きっと少しだけ後悔してるんだろう
気づいていたよ とっくの昔に
少しだけじゃないことにも
ふわふわって君が舞うから
僕は少し重い愛の唄を歌...ふわふわ
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君を想ふ事が唯一の楽しみになり
ある意味の孤独になりにけり
それを知ってか知らずか君は
余計に僕に入り込む
そこには二人しかいないのに
人の目が気になるのです
現には君があらず
人の波が待っている
すかさず君を探して
焦って僕は急ぎ足に...君を想ふ
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あの日もこんな夜だった 眠気で痛む目を無理やり開けて
開けっ放しの窓に そこを塞ぐように詰まる空気に
嫌気を隠さず舌打ちをしてたんだ
なにもかもが不自然なら そこに突っ立ってる僕はどうなの?
斜めに落ちる息が 張り付いてそのまま消える温度が
存在全てを否定してくるようで
記憶の端から端まで覗いてみた...インク
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こんな世界はいらないなんて
いつから口癖になったんだろう
いつもそばにいたはずの君が
世界を嫌いになってからかもね
愛さえあればなんでもできる
君さえいればいい、なんて吐き気が
するような綺麗事ばっか
僕も君もすごく大嫌いでさ
塞ぎ込んだ君は全てを拒絶して
僕は何にもできなくて...Your light
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外の空気はまだ冷たくて
身を縮めて体を揺する君を見てる
朝の太陽はもう眩しくて
目を細めて身を乗り出した君が笑う
今日はどこに行く? 首を傾げて僕に言う
そんな仕草一つ一つが すごく愛しく思えるんだ
ここから続く道と ほとんどの幸せが
そっと輝いている
君が笑っているね 照れくさいけれど
どうもあり...君と、僕と。
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寒空に月を見れば ああ、やっぱそうだ夜みたいだ
当たり前のことだけど 現実的なデジャヴは消えない
さっき会ったばかりなのに 会いたくなるのは君のせいか
別れだとか愛だとか 幻想的なリアルは消えない
別に何かあるわけじゃないのに
そんなことばかり考えてしまうのさ
僕次第で変わるって言われたから
とりあ...甘月
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いつもの帰り道をいく
気分はそんなに悪くないかな
単調なんて笑うけど
案外楽しいままでいるんだ
夕陽が眩しい理由は
目を刺すことなどあまりないから
どこかに落とした未来が
暗くて見えないなんて思えば
悲しくてしょうがないね
昨日から流れてきた空が...slow walk
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思えば 今日まで いつもの僕で
しょうがない ずっと ずっと
何も 変われは しないだろ
熟れた林檎 擂り潰した雨
もうね ベタついている
薄紅色 染まってしまうよ
きっと 鮮明に
囁かれる
滔々と 溢れ出た夜
次はどこに行きたいのかね...process
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ぐしゃぐしゃな緩衝の音
この後の衝突は回避不能
じゃじゃ馬が暴れだす頃には
鮮灑な口紅は痕を殘す
散々な形軾 緋く、緋く咲いて
啼き声のように崩れてく
ここから響き始めたザザ鳴り 耳鳴りの音
いつかいつかとあなたを追いかけている
少しの時間が分かつ時まで
靡く髪のその先へ...飾り咲き
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呼ばれた気がしたと
君が目覚めたから
夕焼けは静かに
今を刻み出す
夜空を連れてくる 風の音は今も
ゆっくりと流れて 髪を揺らしてく
ゆるやかな景色も ただ過ごすだけの日々も
悪くはなかったなんて 強がることしかできない
これだけ言わせてよ いつかまた会えたのなら
笑うことはしないでほしいの...夢焼け空
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思い描いていた以上にキミの夢のスケールは大きかったね
僕はそれに届くように頑張っていきたいと思うんだ
何を基準に幸せってやつを決めるんだい?
幸か不幸かなんて結局決めるのはボクらだろ
せめて誰かがもう無理って言ってるんだったら
僕の価値観さえも押し付けてしまっていいかい?
賛同なんていらないさ 共感...word thanks
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駅前の交差点 良かった、思ったより憂鬱じゃないな
点々と散らばった 傘には、パラパラ落ちていった雨音
混乱が重なって 僕らは、どうして別れることになった?
そろそろと思っては どうにも、明日が近くに感じたんだ
君に伝えたいことは口に出した以外にも沢山あるし
胸の奥に秘めた言葉は、秘めっぱなしじゃいけ...それでも
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窓の外の夜は暗さを増しているようだ
そろそろどうにかしないといけないな
「準備はできたかい?」 普段は無機質な
君の声が ああ、少し悲しげだね
点在する街灯 夜の暗さを浮かび上がらせて
寒さに縮めた君の体がいつもより小さくて
抑圧する空気が 距離を遠くに感じさせるから
思わず伸ばした手が届いたことが...夜の夢には空を描いて
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レンガで作ったハイカラな道を伝って
誰が歩くかわからぬふざけた道の先
僕はその写真を三葉見たことは一度もないけど
恥の多い人生は確かに送ってきました
先が何も見えぬだけなら最初から何にも変わらぬ
君がそれをゲラゲラと笑えば泣き顔も崩す
現実主義者は僕の夢を笑う
何が起こるか分からぬ人生を殺伐と
悲観...笑咲
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決まれば決まるほど奥の方へ!
迷路のような直線のsong!
ほらあと一歩が踏み出せないからやっぱ
変わることを恐れてしまうよ、あぁ今日も
またその一歩を躊躇ってしまうのかい
ちょっとそれは勿体無いから、さぁおいで
僕といれば全部OK! なんて
そんな単純な世の中じゃないから
つまんないと言ってしまえ...way
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大地に注ぐ月光の光線は
終わりを知らないまま続いていく
そこから何か生まれれば少しだけ
誰かが終わりを知るはずだろう
ねぇこの声は届いてるのだろうか
もう誰も気にしてはいないその向こう側
少しだけ 遠くまで この声を 響かせて
忘れられないあなたの声が命を続かせる
すでに錆びた運命の歯車はまた今日も...月影
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星の異様なほどの輝きに
ふいに目を閉じた3秒間
そこが世界の果てと偽られ
なぜか笑ってた3分間
誰が決めたわけでもないのに
意外なくらいにあっさりした一日
いつか夢で出会えた景色は
夢から覚めれば曖昧さにくらくら
傷付いてしまうから他人も傷つけないように
溢れてしまえばそれすらも忘れられるのに...focus
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どうにもならないなんて諦めてばかりでさ
きっと君も辟易してる
誰かが誰かの顔色を窺うたびにさ
そうさ君も辟易してる
裏表が同じなら楽に生きられるはずなのに
想像できる限りの可能性を否定してみた
そうやって生きてみれば僕みたいになっちまうよ
「呆れたフリしてみれば」 意味分かんないそのアドバイス
案外...嘘吐き
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笑っていてほしい ありふれた言葉で
僕はまた今日も曖昧な態度で
愛してるなんて言っちゃって
「つまらない」なんて言われちゃって
何がしたいわけでもない 特別なことはいいのさ
傷つくことはなるべく避けて 生きていたいんだ
誰のためとか聞かれても困るよ
僕のためとしか答えれないよ
笑っていてほしい あり...「 」
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夜の灯りが窓から差し込み
君の輪郭をぼんやりさせる
ひどく曖昧空虚なようでさ
そっと誤魔化してみたのが僕さ
どうにもならないと一般論が
僕の耳に囁き始めても
それでもやらないといけないんだ
よもやそこに意味などなくたって
君を愛してるって気持ちと
君を愛したいって気持ちが...揺れ愛
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子どもの頃はずっと君といた
夕焼けの公園 喧嘩して
涙をぎゅっとこらえてた
目の奥を濡らして流れてた
君は笑って僕をなぐさめて
「大丈夫」と言った それだけで
不思議と笑えてたんだよ
あの頃の僕らは子供だった
あれから何年も経って
僕らはちゃんと大人になって...想愛