タグ「曲募集」のついた投稿作品一覧（21）

　　　痛覚

023
面倒（めんど）くさいわね
痛みなんてもの
疵（きず）の一つでも
あればいいのにさ
見えもせぬ痛みに
シナプスが震える
胸の中、暴（あば）いて...

Dry water
014
夜の雨が　窓伝い　滑り落ちる
時間だけ　静かに過ぎて　少し眠い
041
金魚鉢 みたいだわ　ここは
悲しみも　涙も　
融け込んで　波さえも立たず　平穏
055
息をするだけの時間は...

ＮＵＤＥ　-ヌード-
012
飽きたの、繰り返し
脱ぎ捨てる日常
048
いつも同じ　車窓眺めて
いつも同じ　蒸れた空気で
ねえ　触らないでくれるかしら、ね
お兄さん
115...

　 ４km／時
会いたいけれど　会いたくなくて
声を聞きたい　だけど怖くて
止まってもいい？　止められるかな・・・
あなたへ向かう　時速4キロ
見も知らぬ地図は
二律背反の迷路
何処へゆけばいい
くるり廻る羅針盤
歩いて　走って...

　　　路上の鳥
017
この街を　飛び立ってく　夜明けの鳥よ
力強い羽ばたき　うらやましいけど
030
踏みしめた　この道が　俺には似合う
くたびれた　靴の先　向かう方へ進め
042　
路面（みち）に描（か）かれた　「止まれ」の文字　
ごめんよ、それは今じゃない...

　　　雨夜の扉
1-A
　声には出さずに　ひとり泣いてる
　雨風激しく　夜はまだ明けぬ
1-B
　小鳥たちの　巣に満ちてる安らぎは
　嵐などに　気付きもしないのでしょう
1-サビ
　誰かを愛し　愛されもせず
　それでもいいと思い込んでた...

ＶＯＹＡＧＥＲ～ボイジャー

034　
「太陽風」
背中に風を受けて
彷徨（さまよ）う船は
今どこ漂（ただよ）ってる
106　
見送った者達　年老い去り
小さな地球　ネットが埋め尽した...

夜のうた
夜に泣いてる
ひとりぼっちの
とんがったお月様
泣いてなんかいないよと
そっぽ向いてるけど
ほろりこぼれた
涙のしずく
手のひらで受けとめて
意地っ張りだねと呟く...

　　煌々と
宵闇色のベール纏って
夜の階を昇ってゆこう
私１人の夜の空
山の端に夕日は落ちて
街に灯りが燈り始める
家路を辿る人の流れ
私はここから見下ろしている
階１つ昇るたびに
闇は深まってゆくよ...

　　ランナー
0:15
踏み躙ってくのは
終列車の響き
夢のひとつも 描けもせず
背中まるめて　夜道駆け抜ける
灯り途切れた　ガードの下を
ただガムシャラに　運んでいる　足取りを
誰が嘲笑っているのか
0:43～...

　　惜　春
あなたの指の細さに
軽い眩暈（めまい）覚え
過ぎてく時間惜しんで
見つめた窓の外
眼の眩む夏に
秋を彩って
息を凝らす冬
春は
はらはら　はらはら...

黄昏電車
かたたん、とん、‥　
電車の音に
かたたん、とん、‥　
金色　融けた　夕陽
海に　沈んでゆくわ
窓の外　‥
なんて綺麗　
　（　間　奏　）
ひとりだけの...

　　迷い子
cry cry 迷い道
泣いて彷徨う子供のように
夢をみては　夢に醒め
立ち止まってはまた歩く
もういいかい
まぁだだよ
目隠し鬼　続けてる
幸せになりたいよ
ずっとでなくていいから...

　　SHADOW DANCING
影踏みしようよ　人波だらけ　
知ってる奴など　誰一人　いやしないから
影踏みしようよ　ひとりぼっちでも
おまえだけなら　ついてくる　笑いもせずに
淋しくなんてないんだ　きっと　誰も　同じ　くらい
自分の影と一緒だ　それで　いいと　思い　歩いてる
階段登る　折れたおま...

　Little princess -リトル・プリンセス-
腹が立つ、本当に やめてよ「ちゃん」付けなんて
立派なレディーに失礼でしょ そう思うわ
うまくはないけれど　お化粧もね
ばっちりキメた　なかなか似合う
セクシーなドレス　ちょっと胸とか　あまる
時間の問題だわ、こんなのは　気にしないで
待たせ...

　機械仕掛けの恋
わたしのココロ
あなたは見えないの
細い弦　掻き乱してる
あの・指・先
全てあやつられ
踊りだす人形よ
ゼンマイ仕掛けの儚く短い・夢
円を描くコンパスみたい
同じループ繰り返すだけ...

　　Breathless
うざったいのよ、あなた
どこまでもついてくる
誤解してる
可哀相って、そんなのあたしじゃないわ
しつっこいのよ、あなた
わたしの行く先まで
うっとうしくて
息もできやしないじゃないのよ、バカね
喧騒が招くわ...

　侵蝕 -erosion-
A1
闇の天蓋　二つに裂いてはしる　稲妻に　　
痩せ衰えた　白い腕浮かんでる 刹那の刻よ
B
アイジョウの　檻を
抜け出して　何処へ行くつもり　
ひと雫の　毒が　わたしを変える
もう戻れない 神様のもとへ
C1...

　　　風通信
風に吹かれ 何処かに行きたいけれど
行き先がない
だって 昨日も今日も
すこしも変われなくって
おんなじ 時間を描いてる
時計のように 同じ所で廻ってるだけ
贅沢なのかな
わからないよ 明日のあるとこなんて
見たこともない 明日...

　ジプシー
石ころばかりの道を
荷馬車に揺られつつ
次の街めざしている
雲が道連れ　彷徨う舞姫さ
節くれた指の先が
鍵盤たどってる
錆付いた音色紡ぐ
古いバイオリン
ひとときの賑わい...

　
　ＲＡＮＷＡＹ －助走ー
【Ａ1】
一段飛ばしの勢いで 屋上めざして駆け上がる
開いた扉の向こうには ハレーションだよ白い闇
【Ａ2】
呼吸が胸を焼き尽くして 鼓動が身体をたたくから
彼方に向かって投げつける ほとばしる声
【Ｂ1】
真っ更な叫びが きみのところ届くから...