ちーまん

これは、つまらない物語
僕が生きてここにいる
つまり、くだらない人生論
涙だって無意味なんだ
産まれて泣いて
壊れて泣いて
寂しい苦しい
いたって普通
人生勝ち組
肩で風切る...

例えば明日死ぬとしたら
幸せなまま眠れるの？
もしこの僕に出来ることがあるなら
何でもお手伝いいたしましょう
想い出の整理も 約束の代役も
果たせぬまま終わる運命から
少しでも救い出せるのが
悪魔だろうと 身を委ね…
確かに其処に存在したと謳うなら
また何処かで導き誘われ出会う...

自分自身に問いかけても
答なんて分からないから
毒を仕込んだ言葉片手に
旅を続けるしかなくて
子供の頃は下手だった嘘も
なぜこんなに上手になったんだろう
助けられるのも守れるのも
自分しかいないなんて 虚しい
惑わせ 足止めする全て
唯一の鼓動を 突き動かせ...

闇夜に翼を広げ
慟哭を叫ぶ月が
仄かな優しさを
灰にしてばら蒔いた
とぐろを巻いた大地が
永劫を求むあまり
微かな息吹さえ
聞き逃していたんだ
空に浮かぶ星が なんだか羨ましくて
空ばかり眺めてたら 切なくなったんだ...

例えば世界が逆さまになったら
夕立は何処へ落ちるのだろう
全ては空から海へと還るのか
それとも海から空へ往くのか
知らないことで恐れて
知らないからと拒んで
それじゃ何も見えやしない
これっぽっちも面白くない
この広いキャンバスに
綴った青い文字は...

耳障りな街角 戸惑う人混み
こんな狭い箱ん中 息苦しくてたまらない
葛藤する正義に 平手打ちしたら
自分の手が痛くて 理不尽だと騒ぎ立てる
なぁ そんな心にもない言葉
俺の耳には心の声が聞こえるよ
お望みならば叶えてやるよ
自己満足の退屈しのぎ
今更後悔したって遅い
欲張りすぎて埋もれているよ...

吹き乱れる疾風(カゼ)に
髪を靡かせて
崩れ落ちる空に
僕は無力を感じる
何処まで行けば 君に会えるのか
何度でも抗って 今を生きる為に
果てしない 地平線 その先をなぞって
待ってるよ この場所で 心から叫ぶよ
古の 理も 僕らで変えていこう
怖くないよ ほら、迷いなき道を...

消えた月はワインの中で溺れ
過ぎる時は鏡の中で凍え
ケロイドに染まる瞳の奥に
映るのは儚い世界
今宵その身を預けると言うなら
常識を食い散らかすパーティーに
君を誘ってあげよう
(are you ready？ )
真っ逆さまに堕ちてく影が
弓なりに潜む臆病を求めて...

さぁこの扉を今開け
正義を数えて 沈む夕陽を眺め
形だけの慈善に溜息が出て
誓いの数だけ 裏切りは顔を見せ
泥塗れになって探した景色
甘ったるい自己犠牲なんかじゃ
胸焼けして反吐が出るから
叫び吠えて届くまでただ
自分を魅せる道を駆けろ
さぁこの扉開いて 何者にも囚われず...

もう聴こえない
そう選べない
だからまだいない
足りない足りない
やだつまんない
なのに終わらない
あのね一切合切
あー、信仰深く神に祈ったって
僕らの中の何人が救われるというの？
たくさんの人間に囲まれたこの世界で...

耳鳴りが聞こえない
痛みさえ欲しがって
こっちを見てる彼女
つまらないごたく並べ遊びましょう
自惚れる幸せに
戦力外通告渡す
シックなムード壊すなら
遠慮せずに吐息を漏らせ
旋律奏でて一緒にルンタッタ
地獄の底まで手を繋ぎルンタッタ...

さあ、仮面外して
今宵 闇夜 三日月 不敵に嗤う
素顔かきむしって
孤独演じきって
まるで御伽噺
僕らは魑魅魍魎
ただ影に隠れるだけなら
あんな大きな太陽はいらないの
自分を偽るための仮面なら
顔に張り付いて外せない...

天使と悪魔 あなたはどっち？
幸も不幸も 摘む気になれない
リズムにのって タップを踏んで
相性よりも ノリが大事よ
触れ合えば愛？ 騙した場合
嘘偽りのない語らいなんてお笑いね
嗚呼…いつかの情景 飲み込まれた条件
貴方としか愛せないなんて 口から出任せよ
嗚呼…愛想笑いで 全部壊れたなら
それが...

朽ち果てようとも振るわれる
死神の鎌
孤独な雨音を噛み潰して
僕らは始まりを意図した
闇雲に歩き回る時代には
かきけされた英雄たちがいた
墓場まで待つのか
揺り篭で眠る君よ
まるで生まれる前から
決まっていたかのように...

もう全然感覚を捨てて
だから実態間隔も棄てて
わけもなく意味深に呟いて
僕らはどうしようもなく嘆いて
そう簡単マインドコントロール
いつも絶対誰かのシンドローム
ただ無味に舌先でなめとって
ただ支配されることを嫌って
時間が経つほどに
神経を逆撫でされたように...

女の子を振りかざして
弱そうで涙ぐむ子
あなたお好きじゃない？
私そんな演技なら
下手と言われてもいいから
強く決して泣かないわ
常識の範囲で 唆されてみたい
今なら禁断の林檎に手を伸ばした
イヴの気持ちがわかるわ
馬鹿な男に付き合うほど...