ナナツナツの投稿作品一覧
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日蝕気味
世界を変えるメロディーを今折角上手く紡いだ筈が
音が少しも合わさらなくて そうして全てが台無し
未来の見えない絶望の場所 『信じれるものなんて見つからない』
それでもいつか報われること 信じて奏でよう あの唄
はじまりの音 朝焼けの世界
目覚めの合図 風に運ばれ 残響
意味はないけど
日蝕...日蝕気味
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何もない日には意味のない考えごとが頭を巡る
『死んだらどうなる?』
口癖のように呟いた『死にたい』というその台詞には
そこまで本気じゃない
ねえ目の前のことには適当 そのくせ口を開く度に
大層な未来を語って胡坐かいているんだ
ただ誰かに見透かされること それが本当に怖かった
だから出来るだけ一人で居...生と死と感情と
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例えば荒野を一人歩くのはちょっと寂しい
けれども君が隣に居てくれたら不安も消える
一人で生きていかないといけないと思っていたよ
その時君と出会い 考えを改めたよ
ずっと ずっと ずっと ずっと
ずっと ずっと 願うばかり
君に会いたい 君に会いたい
君に会いたい
君に会いたい 君に会いたい
君に会い...君に会いたい
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ずっと前から言いたかったけど上手く言葉を紡げなくって
先延ばししたこの気持ちを今日こそはと息巻いている
君のお陰でやってこれたよ 君のお陰で笑えているよ
やっぱり上手く言えないけど ありふれてても本当の気持ちさ
いつかきっと変わってしまう この平穏が許せなくなる
そんな不安とどうか上手に向き合えたら...きみといっしょ
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海の見える街で二人 そんな夢をずっと見ていた
遠回りを続けてきたけど叶うのなら無駄じゃなかったな
青い空も白い雲も君の髪を揺らす風も
こんな僕の気持ちなんかお構いなしに今日も変わらず
随分長いこと一人きり 旅を続けて疲れてるだろう
足の痛みももう慣れて感覚もないだろう
ずっと言えなかったことがあるよ...シーサイド
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春の予感が香り出した 君の声は昔のこと この気持ちも宙に浮いて
君の姿も顔も声もどうしたって思い出せない程遠く
もうさよならしよう もう終わりにしよう そう決めていたのにさ
どうして会いに来たの?
仕舞ってた想い 溢れ出てきて なんで止められないんだろう
だけど大したこと言えないまま 君はもういなく...春よ恋
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海流を漂う 流れに逆らわず
いつか表層に舞うことを夢見て
何もしないでいた
誰か人格者が僕を引き上げるのを
待ち続けていた
能動的に動くことのできないこんな僕に
明日は来ない 希望は与えられない
何も見えないよ もう助からないよ
誰にも迷惑かけないように消えたい
虚無に溺れていた 息が苦しかった...漂う
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ありふれた日のありふれた話
と或る一室 私は寝てる
眠気はどうにも抜けきらないけど
伝えなきゃいけない想いがある
まだ間に合うかな
旅立ちの日に歌を歌おう
言葉なんてもう浮かばないよ
だからとびっきり大きな声で
言葉のない歌 響かせよう
最後の時まで...言葉のない歌 ~ありふれた日のありふれた話~
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君がいない 見つからない
君のせいで僕がいない
小洒落た台詞 狂った音楽
意味不明思考 人間嫌い
これだけ熟せば異常になれたかな 自我を持てたかな
気付いたら独りで深い闇の底 ボヤけて遠くなってゆく世界
夕焼け色包む町で
君と二人 世界を支配
胸が高鳴ってる 君が好きだから ずっと傍に居ると思ってた...ボヤけて遠くなってゆく
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花開いた
またこの季節は訪れ
風が吹いた
あの声はまだ変わらないまま
今日も歌えているのかな
教会裏の花畑に斜陽
影は伸びて深まって消える
僕はここに居る
君の奏でた六弦の音が
心に焼き付いて離れなくて...君は遠くボヤけた空の彼方の向こう
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10年とちょっと前に出会った君は今何処で何をしてて
なりたかった自分になれていますか?
未来はまだ見えないよ 目の前には闇が広がっていて
それはメタファーなのかな
白と黒が出会って 夕焼けが黄昏を暗示した物語があった
あれからもう随分と経ったけど未だに君のこと見つけられないままで
僕は何処に行けば
...ブラックホワイト
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身近な人が人気出て 劣等感に押し潰されそう
努力をするが見向きされない 僕の何が悪いの 分かんない
対して優れた歌でもないし 言葉は陳腐で中身がないよ
アルペジオしか能のないギター 使い古してる王道進行
どうせ曲(なかみ)より絵(かお)が大事で それと評判で選んでるでしょ
その界隈にしがみつきたいし...ナツ・ガ・キライ
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きっと旅は続いていく
まだ足は動くから進める筈さ
宛もなく彷徨うけど
いつか目的地も見つかるから
大変だった過去を思う
決して楽ではなかった
この分だと訪れる未来だって
簡単に乗り越えられないだろう
ねえ 先を歩いている君はどうやって道を選んでいけたの?
ねえ 僕も君のように進めるかな 不安だよ...きっと旅は続いていく
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絶望的世界に産み落とされた
僕は未だに生きる意味を見出せず
君と出会ってやっと束の間の安心
すぐに不安溢れる己の弱さ
君と一緒にいれた幸せも
もうこれ以上を望まなくなって
続ける理由が無くなってしまった
きっと僕らに未来なんてなかった
最初から決まってたバッドエンドストーリー
思うようには行かない ...ヒビキ
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ハッピーバースデイ また迎えてしまったな
最低な自分を未だに殺せない
最初から分かってた 生きる価値がないこと もっと早く呼吸を止めておけばよかった
物心が付く前 何も分からないうち 死んでおけばよかった 今じゃもう手遅れ
"死ぬ勇気があるなら生きる勇気もある" それが本当ならばその反対はどうなの?...人間になりたい
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嫌な人とまた一人知り合った
感情が薄れて冷めてどうでもいい
裏が見え見えの善意に愛想尽きた
僕の立場なんて考慮してない
何もいらないよ 早く視界の外に出てよ
無駄な関係で余計な思考を巡らせたくない
馬鹿らしい
もう上手いこと笑えない 気力がない
睡眠不足 食欲不振 負の連鎖
何もいらないよ 摂取の為...何もいらないよ
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明日で世界が終わるなら何して残った時間を過ごそう
ディナーの最後の一口を悩む様な気楽さ そういう気持ちで迎えたいな
実際はそんな余裕なんてない筈だろう
僕らはいつだって目の前のことでいっぱいさ
無意味な思慮だが終末の予感は 不安は不思議と尽きない
宇宙のその先 何処までも旅する空想描く様な果てなさと...世界最期の日
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もう永いこと待ち続けてきた あなたを
この世界なら崩れる運命で 抗えず
遠く掠れるオレンジ もう二度と逢うことはない
何も持っていないから失うものもなくて
ただ ただ 虚しさだけが……
愛していたよ 誰も聴いていない独り言
無力だった 愚かだった自分 今更
遠く掠れるオレンジ 光は色を失って
やがて...漆黒の夢
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今日も始まった 最低な一日が
まだ分からない まだ届かない
君の幸せを祈っている朝だけど
きっと聴こえてない まだ届かない 届くわけない
夕暮れの電柱 影法師一つ
世界に一人だけ気分の皆だらけ
誰かに見られて 何か思われて
たったそれだけのことがとても怖かった
僕が消えてもこの世界なら変わらずに回る...それでも地球は回っている
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遠い昔 星空の丘に
刻み込まれた白い十字架
役目を果たす瞬間の空
そして今日も世界は回る
オレンジの音を教えてくれた
君は今日も闇色に染まる
夜明けは来ない 待つこともなくて
そして今日も世界は回る
絶望的な未来 流れ星の雨の中へ
星空の丘を目指して走った だけど...星空の丘
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風が吹いた 温かい風
春になり いくらか経ったな
新しい日々が始まるだろう
幸せに暮らせるかな
また先を越されたんだ まだまだ届かない
置いていかれそうな不安がいつも拭えない
夕暮れの帰り道 寂しくなって呟いた
『誰かに必要とされたい』
いつか"その場所"に立っているビジョンがずっと離れない
いつか...I'll be there
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遠く光る恒星 今日もちらついている
いつも見えているものでさえ届かない毎日だ
同じ部屋にいるのにこんなに遠い距離
本を読むふりして見ていた 届かない輝きを
行動と感情が噛み合わないようになる
本当の気持ちに気づく 心が温かいな
優しくするには不器用な僕だ
届いて(いるよ)
一人きりの物語に映りこむ影...光芒
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果てしない距離を歩いてきたんだ もうどれくらいになるか思い出せない
だけど距離も時間も何の名誉になることもない
長くて苦しい記憶だけ残り 後悔の度に足を掴もうとする
今は見ないふりしているけど きっといつか躓くだろう
旅人は謳う この世の不条理を
昔から変われないことばかりだ
それでも少しは前に進め...マナ
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Telecaster そいつがあれば世界を変えられる気がしたの
でもね 思ってるよりも上手くいかないことばっか
誰も僕の心の欠片すら解ってくれないの
世界に居場所を探せず どうして未だに叫んでるの?
大嫌い 僕の全てが
大嫌い 君の全部が
大嫌い こんな世界の壊し方 誰か教えて
君を好きになると君に...Sentimental
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君の痛みを知っている
でも分け合うことはできない
こんな歌じゃ救えないこと
分かり切っている
僕は無力だ
それなら僕の居る意味は残らない
必要じゃない
見られないなら 聞かれないなら
無いものと同じ
でも止められないよ...浮上
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ヒカリガコワイヨ ミンナガコワイヨ
ダカラヒトリキリ トドカナイバショヘ
ソレデモダレカニネラワレテシマウ
ダカラモットフカク イケルトコロマデ
ソウシテキョウカイセンマデ オチルトコロマデオチタ
モウコレイジョウハモグレナイヨ
ナノニミツケラレテシマイ ヒキアゲラレルウンメイ
ドウシテミノガシテク...8400m
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影のある場所 選んで歩く
一人分の幅しかないから取り合いせめぎ合い
強い風が吹いてくる 平等に通り過ぎていく
僕らの戦いは世界にとってちっぽけで
思わず笑った
二人分の笑い声が響く
隣で見ていたあの空の色
記憶の片隅でずっと心を掴んで離さない
日常は過ぎて戻らないけど
あの日見た青は青いままだ...夏に染まって
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遠い夏の日 全てが敵に見えていた妄想
本当に皆敵に見立てて逃げてたら 独りきり世界
僕の喜び怒り哀しみ楽しみな感情
独りぼっちで誰も見てくれないならば全部が無意味
やっぱり僕はどうしようもなく弱い人みたいです
たった少しだけ君に無視されたくらいで寂しくて死にそう
死にたい
『もういいかい まだだよ ...Lyrical Void
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誰かにとっては何気ない一日
誰かにとっては特別な日で
まだ空は暗い 東は雲の日
まだ風は寒い 君に会いたいな
あの時好きだった音楽もあまり聴いてない
行きたい場所ならもう訪れた 心ゆくまで旅もした
食べたいものもちゃんと消化してきたから
名残惜しさはもうないよ
全部やりきった筈だったけど 心残りがた...二月十六日未明、と或る丘の上にて
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君に会える日がようやくやってきたんだ
待ち望んだ今日だ
色んなことがあったな
元気にしてたかな
話したいことは山ほどあって
何から伝えるか迷うけど
あの日言えなかったことがある
呑み込んだ言葉はまだ心の中
飛び出すのを待ち続けている
何回も反芻した...魔法のような今が終わるまで
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何もない日々を過ごしている
誰にも会わず過ぎていく
出来る限り一人で居よう
外は怖いことばかりだから
ほんの少しの勇気は
余計なことばかりする
分からないことだったら
何にも言わなくていい筈なのに
何となくこれじゃ駄目なこと
頭の隅で分かっていて...たんぽぽと空
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遠い街で過ごしている君のこと
まだ覚えている 二人で笑い合った日を
当たり前の日常なんてないよ
別れの言葉もないまま終わることばかり
星と星の間 結ばれた形は
人の空想でしかないけど
繋いだ線で意味を見出す
そうやって僕らは世界を受け入れた
それは僕らを繋ぐ"きずな"だ
それは僕らを照らす"あかり"...Constellation Line
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モノクロの世界で生まれた 色は何処にもない
あの日何気に見つけた本のページはバラバラ
黒色の空に白い月が昇り空白が増えた
意味はない 何もない場所で足掻いても虚しくなるだけ
愛してる こんなになっても君の影 探して 探して
物語の読者は知らない作者だけの話
そんな風にそれぞれが何かしら抱えている
い...モノクロノツキ
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夕焼けに染まる街の外れ 影法師二つ
掻き消した筈がもう何度も夢に見た景色
『誰も僕を愛してくれない』と叫んだ僕はただ疎外感に浸りたいだけ
だから否定しないで 好きなんて言わないで
でも誰かなんか言ってくれないと不安で
いつも自分の思い通りにならないと満たされない そんな人だから
幸せを手にする資格な...道化師の本音
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君がくれた言葉 今も胸に響く 忘れない
隣に居た記憶 時と共に薄れ 見えない影
空はあの日と同じ色で在り続くだろう
それとなく見上げた青の深さに何故か哀しくなった
酷い言葉吐いて 冷たい態度とって遠ざけた
全部僕が悪い だからこれでいいんだと言い聞かせた
相手の気持ちは見ないで自分勝手な選択
君を傷...青の記憶