タグ:執事
32件
頭サビ
醒めない夢でDarling
死ぬより愛しい
アイを…
A
望みのまま全てを叶える
幻想仕掛けの魔法
解けない呪いのRibbon
真実から目を逸らし空想
B...Pitfall
古蝶ネル
湯気が星のない夜空へと消えてゆく、午後十時。
白羽(しらは)家のメイドの長(おさ)である鈴木志穂(すずきしほ)二十二歳は、露天風呂に浸かりながら自分の豊かな胸を両腕で隠した。
「私としたことが・・・・、忘れていましたわ」
うつむいて零(こぼ)すその言葉は、細身で筋肉質の男に向けられている。
「...メイド長と執事の関係
りりん
You are my princess?
見上げし 我が主(あるじ)
愛を捧げるのも 身を尽くしきるのも
すべて貴女様しかいないのです
どうせ私は召使 貴女様だけの召使
これくらいのこと もう どうってことないのです
全てを 私に預けて御覧なさい
全てを 私が愛してさしあげます
見上げし 我が主
我...Yes my princess
紫烏
中庭に来たアリスと執事は、空を見上げました。もう午後だというのに、空は薄い水色でした。
「・・・きれいね・・・」
アリスは嬉しそうに呟きます。
と、その時。
「あっ!」
驚いて、指をさすアリス。見るとその方向には、雲の切れ間から青い糸が、だらりと垂れ下がっています。
「もしかして、この糸とつながって...不思議の国のアリスとうさ耳&執事+眼鏡verカイト その25
もごもご犬
「まだかしら・・・」
客間のソファに座り、呟くアリス。時刻はもう午後になっていました。
「もうじき来るとは思うんですけど・・・」
「ねぇ、立ちっぱなしはいくら執事でもキツいでしょ。・・・私の隣、座っていいわよ」
「えっ・・・! いっ、いえ、その言葉だけで十分ですよ・・・っ」
「そう? ほんとにキツか...不思議の国のアリスとうさ耳&執事+眼鏡verカイト その24
もごもご犬
「ふわぁ・・・・・ぁ」
「やっと起きましたか、アリス様」
朝の余韻もすっかり消え失せてしまった時間の中で、目を覚ますアリスに、執事は優しく声をかけます。
「・・・あら、もう昼?」
「そうですよ、もう昼です」
「・・・・・・・・・あら? ・・・え、何これ・・・?」
アリスは何やら目を丸くして、自分の左...不思議の国のアリスとうさ耳&執事+眼鏡verカイト その23
もごもご犬
怪帯さん・・・もとい、怪盗帯人がやって来た夜も明けて、朝日が水色の空に輝いています。
「ふわ・・・ぁ。・・・・」
「おはようございます、アリス様」
「うわああああああ変質者・・・! ・・・あら? 執事じゃないの。・・・まさか、寝込みを襲ったの・・・・・・・・・・・・・?」
アリスは、ベッドのかたわら...不思議の国のアリスとうさ耳&執事+眼鏡verカイト その22
もごもご犬
さて、レン王子との面会を終えて、2週間間が経った頃のある日。
「もうすっかり梅雨も明けて、晴れたわねー!青空が懐かしいわ」
アリスは、青い空を見上げてにっこりと目を細めました。
「それに、執事も私のものだし・・・私って、幸せものよねー」
執事を振り返り、少しはにかむアリス。
「・・・そう、ですね」
...不思議の国のアリスとうさ耳&執事+眼鏡verカイト その21
もごもご犬
そして、いよいよレン王子との面会の当日の朝のこと。
「・・・なんか、執事大丈夫?目の下にくま出来てるけど?」
アリスは執事の顔をのぞきこみました。
「少し雑務が立て込んでたので、つい徹夜漬けしてしまって・・・大丈夫ですよ」
「そう?・・・あんまり無理しちゃだめよ?最低でも、日付が変わる頃には寝なきゃ...不思議の国のアリスとうさ耳&執事+眼鏡verカイト その20
もごもご犬
「ねぇ、お見合いの件はどうなってるの?」
「・・・・・・」
執事は、あのマスクをつけてないにもかかわらず黙りこくりました。
「ねぇー、ねぇー。・・・私も、彼氏欲しい年頃なのよぉー・・・」
まさかお見合いの件をキャンセルしたとは、アリスには絶対言えない執事。さて、どうやって話を逸らすか策略を練り始めた...【完全パロディ】 アリスと執事カイトその2・3を元にしてパロってみた。 【第2弾】
もごもご犬
あるところに、超現実主義がもっとーな国の緑色の綺麗過ぎる髪のアリスに仕えつつも、実は密かにアリスを我が物にしようと企む青い髪をした執事とは名ばかりの、変(態)人がつかずはなれずの距離感で傍にいました。
ある日、アリスは言いました。
「これ、つけてみて」
「・・・・これは」
アリスが差し出した物を見て...【完全パロディ】 アリスと執事カイトその1を元にしてパロってみた。
もごもご犬
「なんだか久々ねぇ」
「そうですね。アリス様」
アリスと執事は、ちょっとした旅行から帰って、自室でのんびりとしていました。
その旅行で色々と騒動が起こりましたが、それはまた別の話。いずれ機会があれば回想編で詳しく。
「お帰りなさいませ、お二人様。旅行はどうでした?」
4人のメイドの1人がたずねました...不思議の国のアリスとうさ耳&執事+眼鏡verカイト その18
もごもご犬
「・・・ん」
執事が目を覚ますと、
「おはよ、執事」
アリスが執事の顔をのぞき込んで言います。
「・・・ここは?」
「貴方の部屋よ。あの後、メイドたちに頼んで貴方を部屋まで運ぶようにしたの」
「・・・よくメイドたち承諾しましたね」
「私の頼みだもの。メイドたちは私の味方なのよ♪」
「僕にとっては、敵...不思議の国のアリスとうさ耳&執事+眼鏡verカイト その17
もごもご犬
その後執事は回廊をゆっくり一週した後、アリスの部屋のドアをノックしました。
「・・・失礼します、アリス様」
「・・・・あら、執事」
アリスは執事を振り返りました。着替えの終わったアリスは派手過ぎず地味過ぎず、ちょうどよい色感のドレスを纏っていました。
「・・・!」
ロリコン魂を持つ執事にとって、ドレ...不思議の国のアリスとうさ耳&執事+眼鏡verカイト その16
もごもご犬
「・・・それではアリス様、私はこれで失礼しますわ」
「ありがと、メイド。なんだか貴女と話してると、気が楽になったわ」
アリスは部屋から出て行くメイドを見送って、窓から空を眺めました。空はどこまでも続く青で埋め尽くされていました。
そんな青空に見とれていると、入り口のドアをノックする音がしました。
し...不思議の国のアリスとうさ耳&執事+眼鏡verカイト その15
もごもご犬
告白の夜から一夜明けた朝。朝日が優しくアリスの自室を照らし出していました。
「・・・・ん」
その光の眩しさで、アリスはゆっくりと目を開けました。
「あ、そういえば、私、執事と・・・・」
昨日のことを思い出し、思わず布団に潜るアリス。
「・・・・どうしよう」
その顔は真っ赤に火照っていました。
「・・...不思議の国のアリスとうさ耳&執事+眼鏡verカイト その14
もごもご犬
その夜。執事は独りバルコニーに出て、手すりに腕を預けて満天の星空を見上げていました。その眼差しはどこか寂しさが混じった感じでした。
「・・・はぁ」
執事は独りため息をちきました。
「・・・やっぱり無理ですよ・・・僕には、こんな関係が似合ってますしね・・・・・はぁ」
「ため息ばっかりついてると幸せ逃げ...不思議の国のアリスとうさ耳&執事+眼鏡verカイト その13
もごもご犬
「これで、ひとまず一件落着ねぇ、執事」
「そうですね、アリス様」
部屋に戻った2人は、まずそう声をかけ合いました。窓の外は夕日が空をオレンジ色に染めていました。なんとなく、いい雰囲気です。
「・・・・ねぇ、執事」
少し感じが違うアリスに、執事はその言葉の先を察しました。
「・・・分かってますよ、アリ...不思議の国のアリスとうさ耳&執事+眼鏡verカイト その12
もごもご犬
「・・・っ」
「ちょ・・・待ってよ!私、長時間走れないのよ!?」
その頃、レン王子とアリスは中庭の茂みの中を走っていました。
と、その時。
先を走っていたレン王子は急にバタンと倒れました。今まで、ずっとつかんでいたアリスの手から崩れ去るように、離れます。
「・・・・えっ」
アリスは驚きました。うさ耳...不思議の国のアリスとうさ耳&執事+眼鏡verカイト その11
もごもご犬
「・・・で、また医務室へ行くんですか?」
うさ耳をつけた執事はうさ耳をゆらゆら揺らしてアリスに訊ねました。
「そうよ。王子に直接聞いた方が一番てっとり早いもの。・・・また戻るしかないわ」
アリスの動きに合わせて頭につけたうさ耳は揺れました。
「・・・そうですか」
アリスの言葉を聞いた執事は少し残念そ...不思議の国のアリスとうさ耳&執事+眼鏡verカイト その10
もごもご犬
「着きましたよ、アリス様」
あれから10分くらい歩いて、執事は言いました。
「・・・・・・・」
一方、アリスは声も出せないほど疲れてました。
「・・・し、執事」
やっとの思いで声を出すアリス。
「何でしょう?」
涼しい顔をしてアリスを見る執事。
「・・・・あんだけ歩いても全然疲れない貴方が憎いわ」
...不思議の国のアリスとうさ耳&執事+眼鏡verカイト その9
もごもご犬
閲覧室は書庫の隣にあるのですが、
「執事~?まだぁ~~~~~~~~~~~~?」
なにしろ書庫が広すぎるので移動するのも大変です。
「もう30分も歩いてるのよーー?いくら私でもキツいわ」
アリスは手をつないでいる執事に向かって言いました。頭につけているうさ耳も不満そうに揺れます。
「・・・弱音を吐くな...不思議の国のアリスとうさ耳&執事+眼鏡verカイト その8
もごもご犬
「・・・・書庫に入るなんて久々だわ。・・・執事、どこに何の本があるか分かる?」
書庫に着いて、アリスは執事を見て言いました。その顔は先刻までの恋に生きる乙女ではなく、今までの不思議の国のアリスとしてのい表情が浮かんでいました。
「はい。分かりますよ、アリス様」
執事も、今までと何ら変わらない調子で言...不思議の国のアリスとうさ耳&執事+眼鏡verカイト その7
もごもご犬
書庫に行く前に2人はまず、医務室へレン王子の様子を見に行くことにしました。
「・・・大丈夫なの?」
アリスは医務室に入って、開口一番に言いました。
「はい。レン王子は大丈夫ですよ、アリス様。もう出血が治まっていて体にはかすり傷しかありませんでしたので」
医務担当の1人が言いました。
「・・・・そう。...不思議の国のアリスとうさ耳&執事+眼鏡verカイト その6
もごもご犬
ありとあらゆる男を見ても
まだ見つからないの
あなたの者は 私の物よ
全て私の物なのよ
私の好きなもの
お金・宝石・美しさ
これで私はできてるの
男はみんな 私の姿に 釘付けなのよ
ありとあらゆる男を見ても
まだ見つからないの...女王様
紗葵
緑色の髪にうさ耳のアリスと同じく青い髪にうさ耳+眼鏡の執事の2人は広間の入り口ドアの前にいました。
「・・・ちなみに、どういう王子なの?」
「黄色の髪をしていて、アリス様より2つ年下ですよ」
「ふーん・・・」
アリスは何やら考え込みました。
「・・・どうしました?」
執事はアリスの顔をのぞきこんで言...不思議の国のアリスとうさ耳&執事+眼鏡verカイト その5
もごもご犬
翌日の水色の空に白い雲が漂う昼下がり。
「・・・アリス様、1つ聞いてもよろしいかしら?」
「なぁに?」
緑色の髪のアリスはミルクティーを口に運びながら隣にいるメイドを見ました。
「・・・・どうして、うさ耳をつけているんですの?」
「・・・」
アリスはコップの中のミルクティーに目を移して、何て答えよう...不思議の国のアリスとうさ耳&執事+眼鏡verカイト その4
もごもご犬
緑色のきれいな髪のアリスとうさ耳執事はそれからやっと部屋に戻ってきました。もう外は夕焼けの光に包まれていました。
「・・・もう、執事ったらー。足遅いんだから!!」
楽しそうなアリス。
「そ、そんなこと言われましても・・・僕も年ですから・・・」
と言いつつも全く息切れをしていない執事。
「・・・そうね...不思議の国のアリスとうさ耳&執事+眼鏡verカイト その3
もごもご犬
あるところに不思議の国のきれいな髪をしたアリスがいました。
前回、アリスに仕える青い髪をした執事にうさ耳と眼鏡をつけさせたところ、それがあまりにも似合いすぎてつい外に逃げ出してしまったのでした。
そんなアリスは今、中庭にいました。その顔は相変わらず赤いままでした。
「・・・正直、あんあに似あうとは思...不思議の国のアリスとうさ耳&執事+眼鏡verカイト その2
もごもご犬
あるところに不思議な国の緑色のきれいな髪をしたアリスに仕える青い髪をした執事がいました。
ある日、アリスは言いました。
「これ、つけてみて」
「・・・・これは」
アリスが差し出したのは、
「・・・うさ耳と眼鏡・・・ですよね?でもなんで」
執事はアリスが差し出されたうさ耳と眼鏡を戸惑いながら受け取り、...不思議の国のアリスと執事+うさ耳&眼鏡verカイト
もごもご犬
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