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わからないの
私の手を握っている この感情は何?
ぐるぐるしながら ぎゅっと抱きしめる
私はここのところずっと 何を考えてるの?
わからない自分に聞くから 悩み続けてる
こんなに沢山学んでも 知らないことがある
自分のことさえわからずに 今日が回ってく
「恋人・運命・好きな人」 言葉が少ない 創らな...なやみごと
じす
知性人、工作人、遊戯人とは言うものの、どうして「無能人」を提唱する者がいないのか。やはりここが、ホモ=サピエンスの傲慢の証であろう。勿論、私もその一人であることは重々承知した上での話をする。
ホモ=サピエンスの大きな特徴に、「自らを他の存在と激しく差別化しようとする」ことが挙げられる。自己の確立、...無能
じす
あなたの声を抱き締める 暖かい受話器の奥
触れないけれど そこで幸せでいて…
夏のような日差しの中 あなたとの時間を探す
人混みに押されても 想いは落とさずに
使われず佇む緑の 公衆電話に手を伸ばす
初めて使うからだよね 指が震えてた
吹き抜ける風は夢のように 私を連れて舞い上げた
居場所をくれたあ...たった三分の電話
じす
とりうる値とか 余事象とか
今は無いモノを求め 世界を創る
ただの数字でも 見逃せないのは
そこにある可能性を 覗いてみたいから
ⅠAとⅡBの大迷路 いざ冒険へ
あることないこと探そうよ 証明できるまで
公式だらけの山登り 大変だけど
足したり引いたりするうちに ゴール見えるかも
平均値とか 方程式...ⅠAⅡB賛歌
じす
首を撫ぜる いとおしい
駿馬は私に応えて
いばゆる 誰かのために
今を忘れぬように
髪を撫ぜる いとおしい
あなたは私に答えて
行こうと 言ってくれたね
今を忘れぬように
白亜の遠吠えを聞いた日
私はあなたを思い出す...隕石の遠吠え
じす
橋は私を乗せ
いつまでも進み続ける
景色は変わらない
でも魚は泳ぎ去る
その尾をそっと抱き締めて
足が跳ねた
揺らぐ朝陽へ
淼淼たる湖面が
水鳥を滑らせて また
夜を映し出す...涙石(なみだいし)
じす
私を吹き抜けてゆく温かさが
心の鍵を開けて まだ止まらない
足が追い付かずに進むから
転げ回って それでも楽しくて
今の私ならどんな光にも負けない!
嘶(いば)ゆる馬 昇る朝日
私を開(ひら)き揺らす
明日を連れるこの風が
刻む者に届くように
私を突き刺した冷たさが...追私
じす
自分の影も切り離した私は
引導を穿ち何度も抗った
顔を上げずに歩く駅のホームでも
そんな私を人々が訝しむ
自由ではなく
より深刻な目線の海の中で
自分を泳がせてる
ただに 思いのたけを叫んで
世界に「私」を見つけたい
せめて うつむいた先の水面に...戦塵を待つ
じす
「死が止めどない瞬間に
生が止めどない永遠を」
「ひときれ」は重く
沢山の息を背負った
沢山の命を揺るがした
カタコトな曲がりを描いて
波を削りとる
僕の「ひときれ」は沈んで戻らなかった!
鈴を結んだ月日を静かにめくってく
来年ここでまた咲いてくれ...逃げた兎と羅針盤
じす
静かな梅雨の日に
紫陽花がふと咲いた
私の祈りは小さく漂い
土に染み愛となる
揺らいだ星を見る
足元は夢を掬いまた
誰かの手握り高く歌う日が
私に訪れる
やがて翼を開く鳥も
色を変えて伸びゆく木々も...夏の記憶
じす
一話 「初恋も青春も知らない女」
よく小説とかで「好きだから、さようならする」ってあるけど私には まったく理解できない。
好きなら、ずっと一緒にいればいいのに。なんでそうしないの?
恋すらよくわからない私に、ああいうのはさっぱりわからなかった。わかろうともしなかった。
正南高校1年B...熱血なんて、くだらない。
湊 丹梨