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THE PRESENT the second half of side:C
マンションの一室の扉の前で、ミクは深く深呼吸をする。
(ルカ。分かってる……よね)
ルカに全部、余す所なく説明させなければならない。最悪は、このナイフで脅してでもだ。どんな結果になろうとも、自分を騙したその報いを彼女に受...ACUTE 11 ※2次創作
周雷文吾
「私達は、ずっと友達でいようね」
それは、昔三人で交わした約束。
絶対に破らないでと、皆で誓い合った。
しかし時が流れ、三人の関係は変わりつつある。
“約束”も、誰かが破る状況に、なってしまった。
三人の関係が壊れたのは、花火のように、何かが燃え上がった瞬間だった。
それは互いを焦がす。
それでも、...【ACUTE】二人の少女と絡まる感情【二次創作】
ゆるりー
*Miku side
男の「アイシテル」は信用しちゃいけない―――
誰かが言ってた、この言葉。
カイトは私ではない誰かにも言っているのだろうか、「アイシテル」と。
心当たりはあった。
本当はもっと前からあったのだけど。
2週間前、ルカの首筋にあったキスマーク。
丁度、カイトが仕事で会えない、と言って...【ACUTE】歪んだ愛は、激化して 3
楪 侑子@復活!
*Miku side
「ん…」
鬱陶しいくらい眩しい陽光に目が眩む。
太陽はもう南中高度に達している。
と、いうことはもう昼だ。
「カイト…?」
気がついたら、カイトはもう居なかった。
キングサイズのベッドの、何も無い真っ白のシーツ。
ひどく無機質なそれに、私の心は少し痛んだ。
くしゃ、と紙の音がし...【ACUTE】歪んだ愛は、激化して 2
楪 侑子@復活!
*Miku side
「え?今日も…会えないの?」
ケータイを肩と顔ではさみながら、クローゼットを開けて服を選んでいた所に舞い込んだのは、もう珍しくないドタキャンだ。
仕方ないのかもしれない。
あっちは仕事もしてて、こっちはまだ呑気な大学生なんだから。
「ごめん…ちょっと会議が入って」
「…うん、分...【ACUTE】歪んだ愛は、激化して 1
楪 侑子@復活!
お久しぶりの次回予告!
多分、きっと、恐らく次の次くらいはACUTEだと…思う。
あ、最初からクライマックスです。
ACUTEなら
*Luka side.
「ミ…ク?」
「貴方の全てを奪ってあげる…」
ミクは静かにカイトへと歩み寄る。
その手に光る銀色のものは、紛れも無く…
刃…!...次回予告?
楪 侑子@復活!
自分のマンションに戻った
時計を見ると、もうすでに長針も短針も12をはるかに超えていた
まだ痛みを訴える腰を無視して、ベッドへと倒れこむ
真っ暗な部屋の真っ黒な天井を見つめる
そして、さっきまで一緒にいた愛しい人の顔が思い浮かぶ
横になると、机の上にある写真立てが目に入った
そこには、私を含めた3人...ACUTE オリジナル小説 (自己解釈)
ゆーなぎ
「まあ、これで頭拭いて!」
ミクは家に連れ込むなり
タオルを2枚私の頭の上にかける。
そして目の前のテーブルに
湯気をたてているホットココアを出した。
「何があったのかは聞かないけどさー。
男がらみとかだったら
相談とかしてよね?
幼馴染なんだからさ。」
ミクはそう言うと...ACUTE 第2話 ※自己解釈・二次創作
SHIN
注意
黒うさP様のACUTEを聞き
ボルテージが上がってしまった!
後悔はしていない!
自己解釈と言っても
ACUTEについて語るスレの
皆さんの解釈を引用させていただいております。
ご了承ください。
また
それは違うだろ、と思っても、...ACUTE 第1話 ※自己解釈・二次創作
SHIN
THE PRESENT the first half of side:C
「ん、ん……」
ベッドからそんなうめき声が聞こえてきて、ルカは背後を振り返った。
「あれ、俺……ルカ?」
自分がなぜルカの部屋のソファで寝ているのか理解出来なかったのだろう。カイトは身体を起こすと、暗い部屋の中で立ち尽くし...ACUTE 10 ※2次創作
周雷文吾
INTERMISSION2 M-mix
「……。そう、そういう、こと」
自分の部屋に座って、会話の途中で唐突に通話の切れたケータイを冷ややかに見つめ、ミクはぽつりとそう言った。
(まさか、ルカはあれで誤魔化しきれたとでも思ってるのかしら)
ミクの前では約束を守っているふりをして、彼女の見ていない...ACUTE 9 ※2次創作
周雷文吾
INTERMISSION1 L-mix
「はぁ……」
なんとか寝たままのカイトをソファに横たえて、ルカはため息をついた。
(私、いったいカイトの何なんだろ)
カイトが好きだったのは、ミクだった。ならばルカは、一体カイトにとってどんな存在だったというのだろうか。
自分よりもミクの方が好きだったと...ACUTE 8 ※2次創作
周雷文吾
FLASHBACK6 after-side:B
「もしもし」
てっきりカイトからの着信だと思っていたルカは、ミクから電話が来たということに少なからず動揺していた。そのタイミングの良さ――ある意味では、それはタイミングが悪かったのだと言えるかもしれない――に、言い知れぬ不安を抱く。
『ルカ? 今、電...ACUTE 7 ※2次創作
周雷文吾
FLASHBACK5 L-mix side:B
「はぁ……」
ため息をついて、ルカは留守番電話サービスにつながったケータイを切った。
その見る者を魅了せずにはおられないほどに美しく整った彼女の表情は、ウェーブのかかった長い髪に隠れているせいで窺うことは難しい。だが、艶やかな髪の隙間から見えるその...ACUTE 6 ※2次創作
周雷文吾
FLASHBACK4 K-mix side:B
気付けばかなりの時間、そのバーでウイスキーを飲んでいた。
時計を見て、慌ててカイトはそのバーを出てきたのだ。
それから、酩酊感に足下をふらつかせながら、まだ雨の降る中カイトはルカの家へと向かっていた。
(ルカのやつ……怒ってるかな。遅くなったこと...ACUTE 5 ※2次創作
周雷文吾
FLASHBACK3 before-side:A
昼間よりも夜の方が賑わっているような、そんな繁華街の道に一人の少女が立っていた。
背中に大きなリボンがあしらわれた漆黒のワンピースに、特徴的な長いツインテール。まだ幼さの面影が残るその少女には、色鮮やかなネオンと雑多な喧騒に包まれ始めた夜の繁華街...ACUTE 4 ※2次創作
周雷文吾
FLASHBACK2 M-mix side:A
雨に濡れながら、ミクは走っていた。
雨が降るなどとは思っていなかったこともあり、傘など持ってきていなかったのだ。だが、彼女が走っているのは雨のせいだけではなかった。雨が降り出した頃、まだミクの目の前にいた男の姿を捜していたのだ。
彼女のその長い髪...ACUTE 3 ※2次創作
周雷文吾
FLASHBACK1 K-mix side:A
逃げ出してきてしまった。
たまたま入ったビルの三階にあったバーで、適当に頼んだウイスキーのグラスを見つめながら、カイトはそう後悔した。
一口そのウイスキーを喉に流し込むと、カッと焼け付くような痛みすら感じる。ウイスキーの旨さなどカイトにはいまいち...ACUTE 2 ※2次創作
周雷文吾
THE PRESENT ≒ side:C
凍えるほどの冷たい部屋に、三人の男女が立ちすくんでいた。
それは深夜、ちょうど日の変わる時刻だった。“その”瞬間、まるで時が止まってしまったかのように三人の動きが止まる。部屋の中で動く物といえば、せいぜい時計の秒針くらいだろう。室内ではその時計の針だけが...ACUTE 1 ※2次創作
周雷文吾