池本康弘です イラストや詩が好きです
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第三章 記憶を継ぐ者
第三章 記憶を継ぐ者
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第二章 池本康弘、最後の作品
第二章 池本康弘、最後の作品
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猫の日常と池本康弘:第一章 転生する猫
猫の日常と池本康弘:第一章 転生する猫
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猫の日常と池本康弘 番外編:そして、また会う日
あの冬の朝、猫は
何も言わずにいなくなった
いつものように陽だまりにいて
いつものようにあくびをして
いつものように、ドアの前でじっとしていた
池本康弘は、ドアを開けて
「行くのか?」と聞いた
猫は少しだけこちらを見て
それから、ゆっくりと外へ歩いてい...猫の日常と池本康弘 番外編:そして、また会う日
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猫の日常と池本康弘 番外編:静けさの前
昔、池本康弘は
都会のビルの中にいた
カーテンのない窓から光が突き刺し
机には終わらない案件とコーヒーの染み
言葉を売るような日々だった
誰かのために書き、直し、また直し
夜は机に顔を伏せたまま、朝を迎えることもあった
そのうち、名前を呼ばれても気づかないよう...猫の日常と池本康弘 番外編:静けさの前
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猫の日常と池本康弘 番外編:猫のまなざし
朝の光はぬるくて
カーテンのすきまから差し込んでくる
わたしはそれを背中で受けながら
今日もこの家にいる
池本康弘はまだ夢のなか
寝息は静かで、でもちょっと歯ぎしりがうるさい
それもまた、この家の音
わたしの世界のBGMみたいなもの
人間は不思議な生き物だ...猫の日常と池本康弘 番外編:猫のまなざし
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猫の日常と池本康弘 番外編
猫がいない日朝、目が覚めても猫がいない
窓際にも、ソファのくぼみにもいない
池本康弘は歯を磨きながら
「ふむ」と一言、鏡に言った
新聞のページをめくる音が
今日はやけに大きく響く
コーヒーの香りも、
湯気さえも、少しだけ落ち着かない
「どこ行ったんだ」...猫の日常と池本康弘 番外編
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月は細く、まるで誰かの忘れた指輪
池本は眠れずに水を飲む
猫は目を開けているのか、夢を見ているのか
闇のなかでも輪郭だけははっきりしていた
机の上には書きかけの言葉
「愛」と書いて、「忘却」と消したあと
インクの滲みが夜に染みて
猫は静かに背を向ける
時折、誰かの靴音が廊下に響く
池本は耳をすませて...猫の日常と池本康弘(つづき)
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猫の日常と池本康弘
朝のひかりをすくいながら
猫は静かに瞬きをする
窓辺のすみれ、湯気立つコーヒー
池本康弘は新聞を折る
「おはよう」と誰にも言わず
猫はソファの隅へと沈み
池本はため息を一つ
日付をまたいだ夢を思い出す
午後には陽がひとさじ揺れて...猫の日常と池本康弘
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猫の水彩画風2 池本康弘
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猫の水彩画風 池本康弘