mellowの投稿作品一覧
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なあ、いつか言ってたっけな
俺らいつまでこうしてんだって
毎日つるんで夜まで駄弁る
クソみたいな愛おしい日々
なあ、お前がいなくたって
この町は普通にまわってるよ
あいつは今日も昼からビール
相変わらずバカばっかりだ
見て見ぬふりして笑ってた
だってお前が笑うから...グッバイ・ブルー・シーサイド
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ほどけた指先 冷えてく温度
偽りの言葉 霞んだネオンの街
重ねた恋と嘘と ぬくもりさえ 昨日の刹那
秘密めいた約束なら 欲しくはないの
おとぎ話の少女のように
魔法をかけて 今夜だけでも
ガラスの靴を履いていくわ
見つけ出してはくれなくても
途切れた着信 喧噪の中
裏切りの予感 汚れたネイル...シンデレラ・コンプレックス
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【A】幻想のソナタ 月光が告げる嘘
藍色に霞む その眼差し 哀しみ
【A´】指先で結ぶ旋律は貴方のために
羊皮紙に綴られた 自由を尊ぶ夜
【B】叶わない美しさと 絶望は蜜の味
どうして、夢は醒めるの?
【S】静かに眠れ 愛し子よ
黒に眼を染めたままで
貴方の手をとったなら 朝は来ない
【2A】幻想の...月光
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青い空を流れていく
白い夢をただ見ていたの
いつか君が聞いてた歌
口ずさんで微睡む窓辺
さよなら、きっとまた会えるだろう
背中に残された言葉の色を
今も探してる
風に揺られゆく ワスレナグサ
あの日の涙と約束を
覚えてる 抱えていく...ワスレナグサ
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ゆらり揺れている 風が運ぶ影
滲み渇いてく あの日落ちた色
青が満たしてく 丸い眼の奥に
夏に殺された 夢が隠れてる
紡いだ言葉を弾くその指で
優しく抱いてよ 想い褪せる前に
名前をくれたら それだけで それだけで良かった
あなたが呼ぶ声 それだけで それだけで良かった
水面揺らしてる 息が途切れて...名前をくれたら
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御伽のよに寝そべれば
鋭い熱が突き刺さる
私が待つこの部屋に
貴方は煙管持つて来る
青い記憶さゑ喪へば
広いその背 傷痕増える
何時か夢に見た世迷言
胸に秘めて 貴方は往くの
踊れ 踊れ この常夜が醒める迄
繋げ 繋げ その悼みが消える迄...朝焼けに燃ゑる迄
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故に我らは罪深き 業火の御許で生を受け
祈り捧げる子羊を 焼いて食すを良しとする
嘗てお前が企んだ 毒の投与を赦すとて
如何せ光は喪われ 我ら砂塵に還るのだ
奪いたいと願う声は強欲の枷を嵌めている
くすんだ眼で見渡しては暗黙の秩序を尊べよ
暴き立てれば悔いるだけ 神はそう仰っている
明々とした真...Eden
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【A】黒く染まる皮膚の
温度はひそかに燃え尽きて
あなた壊れてゆく
其れは美しゐ硝子の様
【B】わたしを照らす白んだ光は
彼の生命を やさしく憐む
【S】Zig,zig,zig, 絡まる指
墓標の上で あなたと舞踏(ダンス)を
Zig,zig,zig, 連なり舞ふ
死に逝く群れに 祈りと恋慕を...メメント・モリは夜の淵
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【A】女の子はきっと 甘いものでできてる
涙だってしょっぱくないの すこし冷たいだけ
【B】あの子があなたに会うときに
つけてる赤いリップ
同じもの買ってみたけど
やっぱ、似合わない
【S】今日はとびっきりオシャレして
マカロン食べに出掛けましょ
ほろ苦い恋の痛みと
笑ってサヨナラしたいから...スイート・ホリデイ
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【A】冷たい水に浸したふたりの恋が
凍てついて死んでいく
愛していると紡いだ口の動きを
意味もなく見つめていた
【A】繋いだ指の温度は変わらないのに
季節だけ移ろって
出会った頃に貰った赤い髪留め
似合わない歳になった
【B】何処へでもついていくと約束した
今までも これからも...朝焼けに入水
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【A】あなたを待ってる間 思い出してた
昨夜の記憶は昔見た映画のよう
シャツの下に隠してる 真っ赤な花は
いつしか薄れて枯れてしまうモノなのに
【B】30分経って 溶けてるアイスクリーム
焦らすのが好きなあなたの愛撫みたい
【S】しらけた陽射しは嫌い はやく夜になって
ベッドの中だけの愛してるが欲し...アイスクリーム・シンドローム
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【A】ゴミ捨て場に群がって カラスが生を吠えている
鬱々とした青空の下
今日は天気がいいから 彼女は傘を差している
真白の肌を囲う影たち
【B】それは目映い痛みと化して
ふたりの温度を腐らせてゆく
【S】きらい きらい
その眼を尖らせるすべてを壊したいの
いたい いたい
あなたを捕まえて幻を浚って...ドロップとドラッグ
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【A】あなたがくれたピンキーリング 火曜日に棄てた
シーツ汚した跡 残しておけたらいいのに
予想に反し別れ際は 穏やかだったな
殺しちゃいたいほど 滅茶苦茶にされていたのに
【B】煙草がおいしい時間に 抱かれていた想い出
あの子もきっと味わうの その場凌ぎの愛情
【S】マーメイド・イン・ブルー 口付...マーメイド・イン・ブルー
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【A】青空 かがやく陽射し
見上げて君は笑った
風になびく黒髪の中に
淡い純情を隠したまま
【A】太陽 焦がす色彩
今でも焼きついている
フレーム越し覗く恋心
いつも渡せずに俯いてた
【B】夏の匂いが運ぶ 幼かった僕たち
繋げなかった右手 届かない遠い日々...君がいた夏
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【A】吊革掴んだ手を離して
名前も知らない駅で降りた
かすかに流れる夏の匂い
どこかで聞こえる子供の声
【A】答えを探して歩いてみる
許してほしくて焦がれてみる
すすけた緑の金魚鉢と
軒先滴る水の温さ
【B】まるで、世界に一人みたい
【S】まだ鼓動は鳴り止まないけど...明日、ぼくがいない。
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グラス注ぐ不安 飲み干した
時計まわる針の上
甘い 苦い 渋い 現実と
綺麗に踊る パンドラ
やがて月が満ちて 夢の中
理想 希望 しのぶれど
君と僕と繋ぐ 色彩は
とっくに褪せた モノクロ
知らず識らず 目を背けて
そこに何を描けるだろう?...夏影
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【A】あたたかな窓辺 頬杖ついて
聴いているのは どんな歌だろう
穏やかに時計の針は響く
ゆっくりと鼓動は動いている
【A】あなたは知らない 一人の夜に
私がどれだけ あなたを抱くか
とり逃す笑顔を掬いたくて
軽やかに今日も踊っている
【B】伏せた目の奥で揺らめく黒い影が
あなたを攫ってしまわぬよう...ひまわり
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【A】あなたの心臓を食べた
夢見心地のふたりの部屋で
あたしは空っぽになった
ぜんぶ捨ててソレが見えた
【B】愛してるから仕方ないのだ
ジクジクいたむ きもちいい
どうしたいのか知ってしまった
月に隠していたのにね
【S】あなたになりたい
あたしの内臓をすべて抜き取って...枯渇する赤
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【C】ルララ 天体を見送る
ルララ 旋回し沈んだ
【A】「一匹の獏が鼻を伸ばして
貴方の悪夢を食べようと云う
ワタシはゆっくり目蓋を閉じて
夢を見ないの、と欠伸をしてた」
【B】宇宙に潜った機械の体は
世界を見渡すことは出来るけど
優しく眠った生身の心を
暖めるなんて出来るはずないわ...ソラユメ
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【A1】あの子が嫌いよ 大嫌い
白い肌をほのかに染めて
眩しいあなたの愛の下
幸せそうな笑顔が嫌い
【B1】どうして 私は星の降る夜に
一人で涙に暮れるのに
あの子はあなたの腕の優しさで
ますます綺麗になっていく
【S1】お姫様に憧れた醜い魔女は
暗くて寂しい夢を見る...毒林檎賛歌
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【A1】君の家 窓を覗くよ
テスト勉強はかどってる?
飽きもせず 窓を覗くよ
カーテンはまだ閉めないでね
【B1】あたしに気付いて 気付かないで
乙女心は複雑怪奇
あたしを見つめて 見つめないで
熱い視線が絡み合う
【S1】いつか結ばれる日のために
今日も今日とて君を視察中!...Visit!
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【A1】通常通りの陰気な街には
現状目立った外傷は無いが
扇情煽ったガーリィな君は
強情に唸り煙草に火をつける
【B1】ショーウインドーの陳腐な欲望
記号の羅列 迎合の奴隷
ファッショナブルな妖しい快楽
僕たち啜って生きている
【S1】ドラマみたいなフレーズで酔わせて kiss&cry
路地裏に捨て...kiss&cry
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崩れた指の先
明日を待っていた
零れ落ちては嘘を憎んで
弱い自分を隠したまま
届いて いつかの夢をまだ覚えてるから
伸ばした掌 君の言葉 雨に消えてく
白んだ空を駆ける追い風
弱い自分を背負ったまま
届いて いつか
伸ばした腕で 掴んで...Realize
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【A1】指先に触れた 明日を閉ざす羽根
栗色の髪が さらり流れてゆく
唇に触れた 白い夜の淵
熱をこぼしては 消えていく灯火
【B1】傾けた時の砂 落ちきればもう
あるべき場所に還っていく
さよならも告げずに
【S1】Please until a color becomes the light
その...花葬【曲:whewoliveさん】
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春風誘う午後はいつも
あなたへの想いを乗せて
二人きり 抱きしめて微睡む
ゆっくりと流れる時間
ずっとこのまま手を繋いで
夢を見ていたいんだ
涙こぼす夜も
愛おしく思えるから
いつか 私の腕が動きを止めて
あなたを離してしまっても...Flower
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雨音 加速する ふたりの街
透き通る もつれてく
揺れる 揺れる きみの瞳
憂う 憂う 喉につまった 言葉はまだ
遠く 惑う
ねえ、壊れる前に
易しさに縋ったぼくのひとひら
また聲を失うよに 流れていく
(雨に消える)
灰色へと変わってく百合の花...グレイ
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絡まり合う隙間
あなたの退屈な眼差し
捉えたまま すべて脱いで
欲しいモノがあると
くすんだ夜さえも眩しい
時計外して ルージュを預けた
視界塞ぐ 午前1時
連れ込んだのが どちらかなんて
些細なことは 忘れたいの
酔いに任せて 息を重ねて...Fizzy
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【A】きみが好きだった駅前の店で
オムライス食べながら思い出した
優しい人なんていないんだ、って
ぼくをからかっていた楽しそうな目
【B】どうすれば生きていけるんだろう
冷たい風が吹く 午後九時の街
きみの跡追っていたかったんだ
笑ってくれよ あの頃みたいにさ
【S】耳の奥で鳴り続ける 耽美なギター...プリムラ
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霞む空から花ひらり
朧に酔う春は嵐
触れる夜に 君が告げた
伏し目がちに、雨
咳込む背中
硝子容器 好きに飾る
戻り咲けば、蔭
摘み取られては
吐き出した恋 いたづらに
滲む血の色 更更に...結晶(仮)
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煌めく青い空 絡まって過ぎてった夏
長い髪の黒 相俟って溶けてった恋
幼い記憶に触れた柔い肌
揺れるカーテン 窓際君の席
汗ばむシャツに隠してた熱情
スローモーション 重なり分散
教室射しこむ光 眺めてた
俯く睫毛にそそぐ憂鬱
覗いた腕の白さに焦がれてた
誰よりうつくしい君 憧れ...初夏のプリズム