投稿作品17
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くるり 一回転
広げた両手
指先を掠める 君の声
からからと
風が鳴いて雲を裂く
さらさらと
砂が落ちて水を侵す
僕が笑って
君も笑う
そんな 幻想...くるり
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鳴らない携帯電話
必要最低限以上の連絡は取らない なんて
ただの強がり
分かってるでしょう?
毎日くるのはメールマガジン
情報過多の現代社会で
情報に情報が押し潰される
拡散する
もう戻らない
ある日大切な人と連絡が取れなくなっていた...携帯電話
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ゆっくり 歩いた
君の 隣で
繋ぐ 温もりに
笑う 微笑う
ちょっと 一休み
君の 隣で
座る ベンチに
ひらり 舞い落ちる
淡い桃色の吹雪の中
優しく流れる風にそっと...一緒じゃないと立てないから
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暗がり沈み込んだ街外れ
ふらり黒猫がしっぽを揺らす
届かない星空に伸ばした手を
いつも君だけが握り返してくれた
君の隣には知らない誰か
いつの間にか座り込んでた
もう僕の席はないよと嘲笑う声に
理解(し)っていたはずの僕は酷く崩れた
走る下り坂が
ぐにゃぐにゃ揺れる...坂道
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その手を引いて 僕は海に飛び込んだ
目尻から溢れ始める涙が 君の悲鳴のようで
浮かぶ気泡を追いかけては 短すぎる手を伸ばした
冷えた指先を暖めるように
君が小さく息を吹きかけた
溢れる気泡
上り詰めては弾けて消える
まるでシャボン玉のようだと
笑える君の涙は海に溶けた
息をすることすら忘れ果てて...鯨
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こんにちはと声が響く
今日はと返した声は酷く枯れていた
さようならと声が響く
また明日と返した声は悲しくて震えていた
はじめましてと声が響く
二度目ましてと返した声は音にならなかった
今日はと声が響く
はじめましてと返した声は知らない声だった
僕の声じゃなかった
僕の声じゃなかった...声
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手の届かない二万五千円
あのショーケースの中
あなたは私を待っているというのに
私は手を伸ばすことも出来ないまま
だだを捏ねる子供のように立ち尽くす
このショーケースの中
私を待ち続けるあなたの
悲しげな声が聞こえた気がして
店員さんの目も気にせず貼り付いた
不甲斐なくてごめんなさい...夢のまた夢
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僕の世界から君が消えた
どうってことないよ
なんて、分かってる
単なる強がり
帰ってきて下さい
一刻も早く
僕に息の出来る空間をちょーだい
君だけに伝える愛してるの魔法
君がいなきゃ使えないじゃないか
僕の世界から君が消えて...もう一度会いたい
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寒い冬の空の下
ここには居ない 君を想った
「さよなら」 告げられた日の
悲しみが昨日のようで また
見上げた空から落ちる
白いこの雪が いつの日か
二人の思い出さえも
隠してくれると信じて ただ
あの日 貴方と出会った
私 ひとりぼっちだったの...冬空
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くるりと旋回
遅れて回る長い髪が視界を横切る
それを邪魔に思うでもなく振り下ろした刃を、『それ』の硬い甲羅が弾く
ちっと舌打ち一つして後ろへ飛ぶ
舞い上がる砂塵がなんともチープだった
「ミク、今舌打ちしただろ」
「あ、ばれた?」
後ろからかけられた声にてへへーと舌を出した
こうすれば「しょうがないな...モンスター
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悪の召使ラスト部分のみSSにしました。
知らない方にはネタバレかと思います。(有名すぎて知らない人は少ないと思いますが)
厳密に言えば、処刑直前です。
縺れた足が砂埃を上げた
急がなければと
焦る思いが更に足取りを悪くするということに気付きもせずに走る
走る
走って
届かない指先を伸ばして
途方に暮...ラスト直前
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寒空
冬の足音が響く
繋いだ手の 温度が
僕の心を暖めるような
そんな気がするんだよ
曖昧な相槌をうつのは
君の隣にいる今が信じられないからさ
こんなに幸せで良いのかなって
考えこんじゃってるんだ
ねぇ...寒空
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遮断機が降りた
黄色と黒のツートンカラーが目に痛い
冬ももう本番だというのに、今日はやけに日射しが強かった
目線を下げれば、冬特有の低い太陽からの日射しで長い影が出来ている
それを呆然と見下ろした
電車はまだ通らない
ふと名前を呼ばれた気がして顔を上げた
踏切の向こうには誰もいない
きょろきょろと見...遮断機
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歪んだ笑い声
回る
回る
お空が回って
私も回る
回り回って
あなたの声が
笑っては歪む
暗い暗い部屋の中
回る私を...回る人形
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ああ
なんで
まだ
待って
もう
いくの?
やだ
置いて
いかないで
風の流れる音が...影
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私の中の私が
笑っている
笑っている
悪魔のように醜く
笑っている
歪む私の足元が
怒っている
怒っている
鬼のような形相で
怒って歪む...私は