smt-tの投稿作品一覧
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十月、僕は仕事を終えてファミレス『ハチミツ』に向かった。この月のイベントといえば『オクトーバーフェスト』というモノがある。ドイツの祭りを元にしたイベントでドイツビールやドイツの料理を特別に提供している。たった一週間のイベントなのだが、その期間ウェイトレスの女の子たちは『ディアンドル』というドイツの民...
【小説】地下アイドルを推しています。第一章⑨
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九月のある日、僕はテレビを見ていると気になる情報番組がやっていた。
『昭和風シンガーソングライター・市村ハルカ(いちむらはるか)』
彼女は、自分で作詞作曲をして衣装も手作り、芸能事務所にも入らず自らライブの手配などをしているようだ。
歌い方が独特で『昭和のアイドル』を感じさせてくれる。本人も昔の歌手...【小説】地下アイドルを推しています。第一章⑧
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八月二十七日(日)、僕は声優でアイドル歌手もやっている『本田ヨシコ』(通称ポンちゃん)のライブチケットが当たって見に行くこととなった。
ポンちゃんは、僕が十代の頃から好きでCDもデビューシングルから何枚も持っている。ライブチケットはベストアルバムの応募者全員に当たるもので、僕自身ライブに行くことがは...【小説】地下アイドルを推しています。第一章⑦
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気がつけば、夜0時を過ぎていて僕は家に帰宅したあと、早速『ハチミツ』のホームページを開いてみた。
リリスちゃんのブログが更新されていた。生誕祭は二十三時に終わって閉店直後に書いたのだろうと予想ができる。僕は今日のことをコメントに書きたくなってコメント欄を開いた。
『リリスちゃん、誕生日おめでとうござ...【小説】地下アイドルを推しています。第一章⑥
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この店の『写メ撮影サービス』はそれだけではない。スマートフォンから印刷してカードサイズの写真にしてくれる。それをウェイトレスが一度預かって、それぞれに『メッセージ』を書いて返却するというのだ。どんなメッセージを書いてくれるのだろう、できた時にまた取りに来ようと思う。
そうこうしてるうちに時間は過ぎ、...【小説】地下アイドルを推しています。第一章⑤
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リリスちゃんは奥から順に近いお客ひとりひとりに挨拶して廻った。
「今日はわざわざ、私の誕生日を祝って頂くために来てくださって、ホントにありがとうございます…」
馴染みの客に話している声が聞こえた。リリスちゃんは本当に礼儀正しく、お礼を言いながら廻っていた。
「あら?今日も来てくださったのですね」
僕...【小説】地下アイドルを推しています。第一章④
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僕はうちについた後、携帯電話で『ハチミツ』のホームページを見た。リリスの言葉が嬉しかったのだろう、ホームページでリリスのブログをチェックした。そこに書かれているのは『友達とご飯に行ったこと』や『お店でこんなことがありました』や『お店の宣伝』だった。
僕は今日のことを書きたくなって、コメント欄に…
『...【小説】地下アイドルを推しています。第一章③
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ここでファミリーレストラン『はちみつの瓶』について話しておこう。
通称『ハチミツ』のウェイトレスは皆『ネーム』というものを使っている。
全員がその名札着けていて、お客との関係性を親しみ安くしているのが、そこの店長の考えらしい。
本名をそのまま使っている娘もいれば、ぜんぜん違う『好きなキャラクター名』...【小説】地下アイドルを推しています。第一章②
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第一章
『ウェイトレス・リリス』
「串原くん。今日の帰り、時間ある?」
会社の先輩、中山さんが話しかけてきた。
「この前みつけた、面白いファミレスがあるんだ。今日の夜に行ってみない?」
外食があまり得意じゃない僕は、少し躊躇ったけど興味はあるし、行ってみることにした。
その場所は、よく秋葉原などにあ...【小説】地下アイドルを推しています。第一章①
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序章
僕には何の取り柄もありません。
誰かを好きになったり『恋』をしたり『結婚』なんて夢のまた夢といったところでしょうか。
年齢は二十代後半、容姿はこれといってパッとせず、いわゆる『普通』である。
自分が何をやりたいか、そんな事も考えたことないし。
ただひたすら『仕事』をして『生活』をしている。
い...【小説】地下アイドルを推しています。
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12才の年の差
恋をしていたのは いつの日か
思い出そうとしてもできない
君のこと考えて眠れない
だけど決してわるい気分じゃない
僕のこの想いを伝えることはない
12才の年の差が壁をつくる
きっと僕たちが結ばれることは
この先あるとは思えない
君から見たら多分僕はおじさん...【SMT-T】 12才の年の差 【オリジナル】
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【初音ミク】 コイビト 【オリジナル】
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コイビト
抱きしめられて
『あなた』を感じてる
許されないと解っていたけれど
あなたのすべて
私は欲しいから
今だけでいい『恋人』になりたいの
はじめて、あなたと逢ったあのとき
私の方がきっと
あの子より先に好きになってた...【初音ミク】 コイビト 【オリジナル】
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FAN
『恋愛禁止のルールで
我慢できる恋愛は恋愛じゃない』
誰かの言葉にそっと
耳を傾けてしまう
アイドルとファンの関係なんて
他人から見たら
くだらないのかもしれないけど
本気で応援してるんだ
たとえば君が店の店員で...【SMT-T】 FAN 【オリジナル】
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夏の花火
梅雨明け、今年もまた
あの暑い季節がやってくる
浴衣の君を誘いたい
みんなであの夏祭りに
空は暗くなって
ほら、もうすぐ始まる
手を繋ぎたいけれど
僕には勇気がない
夏の花火、また君に恋をして...【氷山キヨテル】 夏の花火 【オリジナル】
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【氷山キヨテル】 夏の花火 【オリジナル】
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サンカヨウ
出逢いは偶然かもしれないけど
あの時のことは覚えている
運命なんて信じてないけど
君と逢えたのは嘘じゃない
君は唄う、楽しそうな声で
その歌を聴いてるだけで、僕はもう…
その透き通る声が僕は好きだ
誰にも譲れないよ、この想い
また君に逢いたいから願うよ...サンカヨウ 【オリジナル】
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叶わない恋
君からの手紙を読んだとき
何故か涙が出てしまったよ
こんなに君が好きなんだと
そう気づいた…
君と出逢ってから
もう何年経っただろう
こんな気持ちになるなんて
思ってもなかったのに
君の前ではいつでも...【氷山キヨテル】 叶わない恋 【オリジナル】
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心に響く優しい歌
私が今、できること
何がしたいかを考える
それは言葉をメロディーにのせて
唄いあげること
例え小さなステージでも
誰かのためになるのなら
心から願いを込めて
声を届けたい
私は歌を唄うことが好きだから...【初音ミク】 心に響く優しい歌 【オリジナル】
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ヤマナイアメ
外は雨が降り続く、こんな日に
またキミを思い出しているの
どうして二人を繋ぐこの糸は
あの時、切れてしまったのだろう
『いつも傍にいる』と
互いに誓い合ったのに
何も残らないよ
こんなに悲しい思い出
止まない雨...【猫村いろは】 ヤマナイアメ 【オリジナル】
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Jealousy
他の女の子に見蕩れるなんて
アタシは絶対、許さないからね
いつでもアタシを見つめて欲しいの
誰より大好きなアナタに
縄で縛り付けて
ベッドに押し倒して
アナタをいつも束縛したいの
こんなアタシだけど
嫌われたくはないの...【歌愛ユキ】 Jealousy 【オリジナル】
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春の風
誰にも言えない、ないしょの話
君になら話せる気がするよ
つまらない僕の話でも
いつも笑顔で聞いてくれるから
まだ少し寒い3月の日に
はじめて僕は君と出逢った
あの時は、まだこんな気持ちに
なるなんて思いもしなかった
いつからだろう、君を探して...春の風 【オリジナル】
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Tears don't flow
あなたが私の前から
居なくなった あの日
外には激しく降る雪
心を凍らせる
やがて春が来るけど
この心は溶けない
強く抱きしめられた
あなた思い出して
もう泣かない そう決めたのに...【初音ミク】 Tears don't flow 【オリジナル】
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ソノコエヲキカセテ
扉の向こうで君が待っている
いつもの笑顔と笑い声
君に逢いたくて今日もまた来たよ
こんな気持ち、はじめてだよ
『小さな頃にからかわれたの
この少し高く響く声』
でも、その声に僕は惹かれたんだ
君の魅力のひとつさ
その声を聴かせて、もっと僕の近くで...【氷山キヨテル】 ソノコエヲキカセテ 【オリジナル】
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星の雫
わたしが、まだ幼い頃
何かひとつ良いことがあれば
みんなからひとつずつ貰えた
とても綺麗な星の雫
赤、白、黄色、緑、ピンク
色とりどり、たくさん集めた
口の中で甘くとろける
とても綺麗な『金平糖』
小さな瓶の中にいれて...【初音ミク】 星の雫 【オリジナル】
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Cowardly
悲しくて眠れない夜は
あなた思い出すの
優しくして欲しかったの
ただ一つの願い
いつまでも、いつまでも
傍にいて欲しいのに
恋に臆病だから
涙しか出てこない
抱きしめて、キスをして...【猫村いろは】 Cowardly 【オリジナル】
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Winter night
誰より大切な君を
このまま帰したくはない
隣で笑う君の声
いつまでも聞いていたいから
外は雨が降っているよ
こんなに寒い冬の夜は
やがて雪に変わるだろう
君が凍えないように
今すぐ、抱きしめたい...【鏡音レン】 Winter night 【オリジナル】
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恋人つなぎ
あなたの手の温もりが伝わる
この繋ぎ方がとても好きなの
二人で寄り添い、目を閉じながら
時間が止まればいいのにな
あなたに逢えた
それだけで良かった
愛し合い、二人で繋がった
この気持ち、ずっと忘れないよ
これからも側にいて...【鏡音リン】 恋人つなぎ 【オリジナル】
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折り畳み傘
この雨は、いつ上がるのだろう
君を待つこの部屋でひとり
窓の外をずっと見ている
いつか、また逢えるその日まで
最後に残した君の言葉は
今も胸の奥締め付けて
答えを探しても見つからない
「幸せになれるの?」
もしも、君がこの雨に...【氷山キヨテル】 折り畳み傘 【オリジナル】
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Le fil rouge
月が光輝く夜
一羽の兎が目覚める
愛するヒトの温もり求め
黒い魔法かけたドレス
誰でも魅せられるリボン
何かに引き寄せられるように
『愛』がヒトに変えていく
1人のオンナになってる
まるで夢の中のように...【MAYU】 Le fil rouge 【オリジナル】
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