翌日、安田研究室。
 「おい、ヒロ」
 「なんです、武本先輩」
 「安田教授、元に戻られて良かったな」
 「そうですね」
 武本と西野は、ミクのワールドツアーが終わってミクが帰って来た翌日、雅彦の部屋に呼ばれて、ミクと雅彦が仲直りをしたことの顛末を聞いたのだ。その中には、武本と西野が知らないことも多く含まれていた。
 「安田教授の件は、思ったより多くの人が動いていたのは驚いたな。動いていたのは俺たちだけじゃなかったな」
 「まあ、安田教授のことを心配していたのは僕たちだけじゃなかったってことですよ。…考えたら当たり前だったのかもしれませんが」
 「…だな」
 そうしているうちに研究室に雅彦がやってきた。見ていると、雅彦は研究室の様子を見たあとしばらくメンテナンス室に入っていた。しばらくすると、ミクがやってきた。雅彦が研究室に来たのはこのためらしい。
 「すいません、定期メンテナンスに来ました」
 「ミク、準備はできているよ。こっちだよ」
 メンテナンス室から雅彦が出て来た。
 「はい」

 しばらくすると、ミクのメンテナンスが終わったため、メンテナンス室から出てきた。ミクは雅彦と一緒に武本の西野の机にいく。
 「武本さん、西野さん」
 「はい、どうされました?」
 二人はミクに声をかけられたことを少し驚いているようだ。
 「今度の休みに家に来て欲しいんです」
 「ミクさんの家に?どう言うことですか?」
 「実は、僕とミクとの喧嘩の件で色々と動いてくれた君たちにお礼がしたくてね。それで君たちを呼ぶことにしたんだよ。今度の休みは空いているかい?」
 二人に話しかけた経緯を話す雅彦。
 「俺は大丈夫です。ヒロは?」
 「僕も、問題ないです」
 「そうか、それなら、あとで僕から家の住所等の必要な情報を送るよ。その情報を使って来て欲しい」
 「はい、分かりました」
 そう言って二人は部屋をあとにした。

 「ミク」
 「雅彦さん、何ですか」
 安田研究室を出た所で、雅彦はミクに声をかけた。
 「今日、僕は教授の会議で帰りが遅くなるんだ。確か、ミクは明日早かったはずだけど、どうする?」
 「雅彦さん、起きて待っていても良いですか?」
 「分かった。…ただ、明日に響くと思ったら、無理せず休むんだよ。ワールドツアーの疲れも残っているだろうし」
 「はい、分かりました。それでは帰ります」
 「ああ、お疲れさま」
 そう言って、ミクは帰っていった。雅彦はそんなミクを見送ると、自分の部屋に戻っていった。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

初音ミクとパラダイムシフト3 エピローグ3節

閲覧数:32

投稿日:2017/03/06 23:01:50

文字数:1,060文字

カテゴリ:小説

オススメ作品

クリップボードにコピーしました