君が何処にも居ない

二度と会えない

最後に会ったのは何時？
最後に髪に触れてくれたのは何時？

最初から君に溺れる事は予測がついていた

だから見ないふりをした

でも
結局君に溺れてしまった

どんどん沈んで
君の事ばかり考えて
何も出来ず　涙が出て

あの日　君が差し伸べてくれた手を掴んでいれば
何か変わっていたのかな？

ボクも君の髪に触れてみたかった

ずっと・・・　ずっと・・・

でも　もう
君を瞳に映す事すら出来ないんだ

ボクは君の幸せをずっと願っていた

君が何処かで幸せなら　それでいいと思っていた

でも
もう一度君に会って
君の髪に触れたい

『ありがとう』を言いたい

ちゃんと
『さよなら』を言いたい

その為ならボクは何をしてもいい

『それだけか』と　人に笑われても
ボクは君の幸せを壊したくないから

ただそれだけの為に　君を捜した

でも
こんな事をしても君は何処にも居なくて
ボクはただ　汚れていくだけだった