焼き去った哀愁に弔いを出すと教えを拝聴
枷鎖と成った親愛なるビジョンが高鳴る胸に刺さるの
言の葉は聖典の内容 偶像ありきの生を痛める
即ち施された身に余る賜りもの

「愛を崇高に」線を引いた今日も読経して
外傷見えずに輪郭を穿つのは針千本の想像
ステンドグラスの欠片 救済は待ち侘びた禍福
奇を衒った表現を隠して作り笑いをした

遍く星に焼き付く顕現を成す
茜色の証明 甘美なる巡礼 認定して
辻褄を合わせに 敬虔に祈る
目逸らしたら不安定の情を翳してマリオネット

黎明に黙祷してただ曖昧に堕ちる
持て囃され無い 恵まれ無い トピックも無い
測る星が不可思議に溶ける
重罪塗れた信徒 贖えよと燃えるだろう

掻き消した哀歌で後悔の意味を開示して
延命しか無いの生涯ですら愛という救いを強請れない
情報は必要な代償 プシュケーは蛹の中
きっと救いは無いから過激な暗澹へと振り返らず

墜落を期待しても明星が間近に見えない
眩しくなる黄昏の七色が高尚を奪い去った
エネルギーを崇拝して 積み上げる偽善を拒む
かつて見えた奇跡のように私は幻影を見つけ出した

窓に映す投影を鏡と化す
漆喰壁の余命 満たされた透明 羽化して
要らない手紙の印象に釘付けを
焚べた初夏の匂いを忘れてゆく

眠る生の哀願が宙に舞ったら
ベアトリーチェが消えた 彼方へ アンヘルが遠ざかった
ゼロに還る質量 答えを知った
癒えない傷口をそっと撫でながら嘆き笑うのさ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

エバンゼル

閲覧数:62

投稿日:2022/08/05 19:58:26

文字数:618文字

カテゴリ:歌詞

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