テトさん、デフォ子さん、ルコ坊の3人は、
いっしょに「ナチュラル・ハウス アディエマス」にやってきた。

東京の都心から、かなり離れた町にある、
ちょっと見ると、小さくて素敵な、白い壁の家。
ここが、新しくできた、“ナチュラル”がテーマのお店、「アディエマス」だ。


●ナチュラル・フードや、グッズがいっぱい

自然派の食べ物や、肌にやさしいコットン・グッズ。
エコロジー・グッズや木製品。
そのほか、“ナチュラル”なものが、落ちついた明るい店内に並んでいる。

売り場で、テトさんたちと話しているのは、
店長の安(アン)さんと、キディディ・ランドのカイくんだ。
ここは、アンさんやカイくんのいる会社がやっている、お店なのだ。

お店の棚には、デフォ子さんがデザインした、エコバッグもあった。
デフォ子さんは、新しくスタッフも雇って、この間、自分の事務所をスタートさせ、張り切っている。


●そんな事言う子は...

「このクッキー、おいしそう!」
ルコ坊が指さしたのは、『スイート・アンおばさんのクッキー』だった。
「どうぞ、試食してもいいんですよ」
やさしそうな笑顔で、アン店長が答える。

ポクポクとクッキーをほおばりながら、
ルコ坊はたずねた。
「ねえ、この“スイート・アンおばさん”って、店長さんのこと?」

アン店長は、きゅうにコワイ顔になると、
「んむ?だれが、おばさんかね?
 そんなこという子は、鼻にレーズンをつめて、
 オーブンで蒸し焼きにしちまうよ!」

ルコ坊と、テトさんがギョッとすると、彼女は笑った。
「...って、“スイート・アンおばさん”なら、言うでしょうね。
これは、アメリカのボストンの、元気なおばさんのブランドなのよ。ウフフ」

でも、あまりに口調が、はまっていたので、
一瞬、店長さんが本気で言ったかと思った、みんなだった。<(´ロ`')o

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

玩具屋カイくんの販売日誌 (40) ナチュラル・ハウスにやってきた

今回のスイート・アンおばさんは「ステラおばさん」がヒントです。
本物か偽物か、ツイッターされてる方は、読んでみては?笑えますよ
「ステラおばさん2」http://twitter.com/stella_babaa2

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投稿日:2010/01/09 22:10:49

文字数:792文字

カテゴリ:小説

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