もう、この夏が嫌になって
揺らいだ空を見る幽霊だ
そう、あの頃を思い出して
乾いた泪が散っていた

つまらないこの生活だ
空を描いても滑稽だ
目が眩んで夜を見ていた
言葉も無い静寂だ

忘れたいことばかりだ
この出会いを呪っていた
今じゃ愛も馬鹿みたいだ
痛みも無い将来だ

君を待つ、雲が焼ける
空が凪ぐ、夜になって口ずさむ

もう、この夏が嫌になって
揺らいだ空を見る幽霊だ
そう、あの頃を思い出して
乾いた泪が散っていた

もう、心ごと透過して
肥大した愛を持った幽霊だ
そう、ただ君に会いたくて
聴こえない哀歌を唄っていた

夢がないこの生活だ
片想いなら滑稽だ
君の愛も嘘みたいだ
僕じゃないことなんてわかっていたんだ

もう、この夏が嫌になって
無常な宙を舞う幽霊だ
そう、あの頃を思い出して
君の声だけを待っていた

もう、心ごと透過して
不甲斐ない愛を知る幽霊だ
そう、ただ君に会いたくて
叶わない愛歌を唄っていた

この記憶が枯れないように
淡い想いを抱く幽霊だ
君に恋をした幽霊だ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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幽霊の片想い 歌詞

閲覧数:60

投稿日:2023/10/28 21:17:25

文字数:450文字

カテゴリ:歌詞

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