芥の戯言

憧れは諦めに似てるって、知らぬ誰かが云った。
下らない寝言なんだ。
人生は小説じゃないし、いつも自家撞着だ。
中飛車とか出来れば良いのに。

芸術や医療なんてものは、掃いて捨てられ上等。
人口に膾炙するばかり。
薬や人身供犠だけが頭の中を埋め尽くしている。
だけどすべて貴方の為……。

「愚かな世界をそのまま描く才を持つ、華やかな貴方を愛してる。
確かに存在していたはずの救世主よ、人の在り方を教えてくれ。」


流れるまま辿り着いた、フラクタルの迷宮。
映帯に耽溺している。
水温と死体と欺瞞だけ、脳に接続して。
私は起草の怪盗。

作品に呑まれないように、適度に愛するように。
どうやらそれも無駄みたいだが。
無価値な凛冽に囚われ、傷つく姿は見たくないね。
だけどすべて貴方の為……。

「長閑な偏愛をそのまま描く術を持つ、意地悪な貴方を穢したい。
確かに偏愛していた日々はもう過去のもの。私は私の皮膚を覗く。」

「愚かな世界をそのまま描く才を持つ、華やかな貴方を愛してる。
いつかこの身が滅び何も読めなくても、貴方の教えは色褪せない。」

恥の多いこんな私ですが、

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

芥の戯言 歌詞

『芥の戯言』という曲の歌詞です。https://youtu.be/yvldn2yuXEI

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投稿日:2024/05/04 19:12:13

文字数:493文字

カテゴリ:歌詞

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