#10-3「あのみんなに会えた日」



ハクがここにきて、早二ヶ月
すでにハクの体力は限界を超えていた

そんな中、こんな話を従業員同士でしているのをきいた


「あの孤児院の黄色い髪の女、どうにも頑固で仕方ねぇ」

「いっそ、もう全員殺っちまうか!」

「はははは、それは楽でいいなぁ」




その言葉を聞いたハクは決心した

約束が果たされない今、自分がここにいても、自分もネルたちも助からない
だったら、ここから逃げてやる!!と


そして、ある日の夜

ハクはゴミ出しに行くふりをして、外に出た
もちろん、監視はされている
それでも、ハクはふぅ~と大きく息を吐くと、全力で走りだした


「あ!!まて!!」


当然、監視していた従業員が追いかけてくる

ハクは出来るだけ、人通りの多いとこを通りつつ走る

…走る

…走る

…走る

…走る

…走る

…走る

…走る




それはもう一目散に走った

どのくらい走ったか、ハクにもわからない


しかし、逃走前にすでに体力の限界を超えていたハクは、とうとう倒れてしまった








次にハクが目を覚めた時、見慣れない天井がそこにあった


「あ!メイコ姉さん!気がついたみたい!」


ハクはその声にビクッと反応し、飛び起きた


「え?どうかしました?」


部屋の隅に小さくまとまったハクをみて、緑の髪の少女が心配そうにいった


「…ミク。驚かせたら駄目よ。」

「あの…驚かせてごめんなさい。私は初音ミク。あなたが道に倒れていたところをメイコ姉さんが運んできたの。」

「!!…あなたが!」


ハクはミクの名前を聞いて驚いた
ハクのミクに対する憎悪が膨れ上がる
そして、警戒をして身構えた


「私はメイコ。あなた…名前は?」


メイコは身構えているハクに笑顔で近づいた


「来ないでっ!!」


ハクが叫んだ

しかし、メイコは構わず近付いた
そして、ハクの体を包むようにしっかりと抱きしめた


「大丈夫よ。私たちはあなたの味方だから……怖かったのよね…寂しかったのよね…もう大丈夫だから…」


メイコはハクの頭をなでて、優しく囁いた


「……う……う…うわぁぁぁぁぁん」


久しく人のぬくもりに触れていなかったハクは、優しくされて涙がこらえきれなくなった
この時、ハクは一人で抱えてきたものが全て解放されたような気分になり、大声で泣いた
ハクが大声で泣いたのは、この時が初めてだった



その後、ハクが落ち着くまで、メイコはずっとハクを抱きしめていた






「…私はハクといいます。助けてくれてありがとうございます」


ハクは今まであった出来事を全てミクとメイコに話した


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

みんなでボーカロイド観察(仮)#10-3

ハクがメイコたちと出会いました


#11は明るいものを書きたい!と思い
なんとか#10に収めようとしてますww
ぎゅっとしたせいで、
なんかテンポが早いのが気に入りませんww


あ、いまさらですけど、
タイトルの(仮)は、最初はほんとに(仮)って意味でしたけど
今は、(仮)までがタイトルだと、自分で思ってますwww
長くて、ちょっと面倒だけど、愛着でてきましたwww

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閲覧数:326

投稿日:2012/01/05 02:21:43

文字数:1,146文字

カテゴリ:小説

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  • Turndog~ターンドッグ~

    Turndog~ターンドッグ~

    ご意見・ご感想

    ハクがけなげでもう何か涙が…

    (仮)がもう完全にタイトルと同化www自分はもうコロコロタイトル変わるから定着しませんwww(と言ってもまだ二作目だけど…)

    2012/01/05 10:40:33

    • しるる

      しるる

      ハクは優しい子!
      優しいお姉さん!

      しかし…
      走る?走る?俺?た?ち♪が
      頭で鳴るのはどうしたらいいのやら…


      別作品だから、タイトル変わるのは当然だよ!?ww
      (仮)は気に入りましたww

      2012/01/05 10:56:52

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