嫌いだったはずの 季節だ
君らしくないよな そうだ
揺らいでいた あれから
繰り返し芽生えた 感情が
鼓動を追い越す
そうか 僕も一緒だ

バラバラになった 思いに
なびかせて態度を変えた
理由が欲しいんだ
この夏が終わる前に 目指した
「約束だよ」って二人を結んで
夢の中で描くの

ああ 日が落ちてく
痛いほど泣いた 幻想
どうせなんとなくが怖いんだ
今だって 君が
僕のように泣きだすのを
待ってしまうよ 声を枯らして

誰より愛しい 季節だ
耳鳴りが消えた そうだ
夢は覚めた
隣で星空見上げ
熱くなる 頬を伝う焦りに
どうにか なりそうだ

君の横顔に 見とれた
掛け違えた二人の時間を
憐れむくらいが ちょうどいいなんて思いもしたんだ
嫌気さすような日差しに
いつか 報いたいと言っても

空 遠い雲に
微笑む言葉で 僻んだ
きっと今日の先の未来も
足りないや 舞台の
音が鳴りやむ前に
どうかどうか 忘れさせて

もう 迷いはないなら
走り出していいんだよ
拭えない 不安だって
きっと一つ二つはあるだろ
ちょっと 足が軽いか
なんて言えるほど
強くないけど 今は

ああ 終わらないで
少しでいいから 気づいて
また 遠ざかってしまうの?
このままじゃ だめだ
糸が 解れる前に
どうかどうか 伝えなくちゃな

ただ 抱きしめることを
ためらうばかりじゃ 思いも
どんな愛も恋も未練だ
たった 数センチの距離が
縮まってくれないからさ
そうだこれは
幼い鳥が 羽ばたく時間だ
それまで ここで待ってて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

この夏が終わる前に

閲覧数:162

投稿日:2019/06/19 05:01:50

文字数:658文字

カテゴリ:歌詞

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