A
くだらないカースト行使して
ない頭で誰かを踏みつける
慣れ合える力はあるくせに
その痛みを想像は出来ないんだね

斬りつけた臓器の場所なんて
斬ったらもう忘れてしまうのね
傷ついたこちらは覚えてる
反撃するタイミングを伺ってる

B
奪われたり落とされたり
這ったリノリウム消えない跡

S
火傷切り傷財布の中身
これら全てが僕らの罰だった
咲いた傷からこぼれた花粉
虫の一つも寄ってはこないよね

言葉暴力檻の外まで
ついてまわった奴隷のようだった
定期改札地獄の列車
軽くなってく命は風に舞う

A
根拠ないラベルを貼り付けて
さも王様気取りで振る舞うね
もらい泣く心はある割に
この涙は見えていないようですね

加害者に未来があるとして
被害者にはないのはどうなんだ
もし仮に悪意がないとして
失われた人生の補償はどこに？

B
目には目を歯には歯を
ならば死体には死体でしょう

S
廊下教室ロッカールーム
それら全てに悲鳴が響いてた
割いてしまえばよかったのにな
そんなライフは残っちゃいなかった

嫉妬？気まぐれ？前世の恨み？
動機なんかに酌量など無いわ
笑止千万付き合いきれぬ
命の前に心が死んでゆく

S
火傷切り傷財布の中身
これら全てが僕らの罰だった
裂けた傷から落ちてく何か
床に染みてく命の絶叫を

絞首斬首に火炙りなんて
頭の中で百度は殺した
君が死のうが他人事（ひとごと）なんで
せいぜい徳を落とせよまた来世