――ゴ、カン・・・・・・。



鈍い音を、響かせた。















  < 手>














私が見てる、この右手は、











誰の右手?








『私の』右手?





何のための、右手?





『使うための』『生きるための』『脅すための』『壊すための』『  ための』

右手?






じゃあ、この鏡に映ってる右手は、












誰の右手?






























この右手。



どうやって作られたの?











自分の、右手から生えた指。


どうやって、『君』は生えてきたの?



自分の指に、問いかける。




返事はない。



呼びかけた。



返事を待つ。




叫ぶ。



その時を待つ。







――返事はない。



















――ゴ、カン・・・・・・。



鈍い音を、響かせた。








ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

< 手>


不思議な感じにしたかったんですが、

なんか・・・病んじゃった☆な感じになりましたねうわわ><


このときイメージしてたものはアンチクロロベンゼンのリンなんですが、
全くのアドリブなので途中から無意識でした・・・(´`;

閲覧数:100

投稿日:2011/08/08 17:50:30

文字数:450文字

カテゴリ:小説

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