雨の日が好きだった
傘が視線を遮ってくれるから
他人に怯えることなく歩けるから
晴れの日が嫌いだった
太陽が私を照らすから
暗い部分を責められるから

窓から見える景色は遠い絵画
手が届かないものに価値を見出せない

あおい あおい 空の下で
キミはうれしそうに笑っていた
くらい くらい 部屋の隅で
ボクはただ眺めていたんだ
あの笑顔は誰に向けているの
ボクにも同じ笑い方ができるかな
でも一緒にいる人がいないから
ただ鏡に笑いかけていたんだ


雲の日が嫌いだった
頭の奥が響くから
暗い私が悲鳴を上げた

鏡に映る姿は自分に思えなくて
ずっとずっと問いかけていたんだ
白い空を見上げていたら吸い込まれそうになった
このまま消えてしまえたら どんなに楽だろうか

あかい あかい 空の下で
キミは楽しそうに歌っていたんだ
くらい くらい 部屋の隅で
ボクはただ聞いていたんだ
その歌声は誰のためにあるの
同じように歌うことができるかな
けれど聞かせる相手がいないから
心の中で必死に叫んだ

叫んだ 叫んだ 叫んだ

聞こえない歌声 
笑えない能面
ずっと一人のこの部屋で
叫んだこの声はキミにはとどかない
どうしたら伝えられるかなこの思いを

しろい しろい 部屋の隅で
ボクは叫んだんだ
きみと ボクは 出会えないから
この歌をキミに送るよ
くろい くろい 星空の下でも 
キミは一人で歩けるから
これはボクからの最後のプレゼント

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  • 非営利目的に限ります
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キミを見つめて

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投稿日:2023/01/08 19:18:18

文字数:619文字

カテゴリ:歌詞

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