同じ教室の中で5メートル先
見つめていられるだけでなんて嘘
今すぐ胸ぐら掴んで大好きって
全力であなたにぶつけてやりたい

あなたの耳元で何度も何度も
どれだけ想っていたか見つめてたか
あなたはきっと気付いてないよね
気付かれたらきっと私はおしまい


同じ校庭の中で3メートル先
そばに近く寄れるだけでなんて嘘
今すぐ真上から押さえつけて
抱きしめながら好きって連呼したい

あなたの脳みそ揺らすまでずっと
私の想いが溢れるの止まるまで
あなたには絶対に知られたくない
知られたらきっと私はおしまい


同じバス停の列で1メートル先
帰り道で会えれば良いなんて嘘
今すぐ車内中に響く大声で
好きですって叫んですぐ逃げたい

「変なヤツ」って記憶だけで終わる
そんな爪痕だけ残れば良いとか
あなたには少しだけ知って欲しい
知って欲しくなんか無いから


同じバスの隣で15センチ先
もうダメだ匂いだけで死ぬ本当に
ヤバい頭おかしくなるきっと変な顔
嬉しいはずなのに耐えられない尊い

「具合悪いならこっち寄っかかれば」
囁く声が脳を焼き溶かしていく尊い
バスが揺れて自然と体重を預けて
私はもう夢のように夢から覚めた


違うガッコに相手いるって5キロ先
そんなの最初から分かってたって嘘
昨日聞こえてきて夜ずっと泣いた
「奪っちまえよ」と友だちが言うけど

「その気力有ったら最初から行くわ」って
笑ってうそぶいてみたけど本当グッサリ
わかってるよわかってるよいくじなし
ああ面倒くさいな忘れたいなみんな


同じ教室の中で10センチでも
視界に入れずに意識もしないで
押さえ込んで封じ込めて毎日
出会い頭になっても全力ダッシュ

俯せの机に急にジュースが降りる
タブには紙切れ後ろ姿は…まさか…
急いで読む「好きなヤツいるごめん」
なんで今回は夢じゃ無いんだろう


同じ校門までの数百メートル
見つけた姿に「ありがと」って
「捨てといて」って空缶とメモ渡す
「思い出にしたくないから返す」って

バス停には行かない行けない
溢れて止まらない止められない
走るけど逃げない逃げたくない
思い出になんか絶対に絶対にしない

でも本当に大好きをありがとうって
もっと笑顔で言いたかったよバーカ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

走っていけ

もっと速く。

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投稿日:2021/05/20 21:03:50

文字数:946文字

カテゴリ:歌詞

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