君が居た夏景色、僕はまた思い出すんです。
輪郭も曖昧な色の無い写真のように。
逃げ水の向こう側、後悔が今も揺らいで。
君はまだ覚えてる? あの夏の出来事を。
蝉時雨、向かい風。風鈴が何処かで揺れている。
蜃気楼アスファルト。君が滲んでいた。
公園の水道で、作った虹は鮮やかでさ。
水溜まり飛び跳ねて君が笑っていた。
青白い夢の中、君はまた現れるんです。
寄り添って、それだけの終わらない映画のよう。
それでもやっぱり目が覚めて、日差しが目映い午後だった。
置いて行かれた気になって、どっかになんか忘れてきたんだ。
見慣れた路地の視界の隅、子供たちが遊んでいた。
ふとした弾みで蘇る、あの夏の出来事が。
サンダルと汚れた指、夕方五時のチャイムが鳴る。
膝小僧擦りむいて、僕は笑っていた。
正門の駄菓子屋で、アイスのアタリ引き当ててさ。
ラムネバー、半分こ。君と食べたんだ。
季節外れの風鈴が
蝉時雨、向かい風。風鈴が何処かで揺れている。
蜃気楼アスファルト。君が滲んでいた。
幽霊も怪獣も、見つからなかった夏休み。
それでもさ、楽しくて。君と笑っていた。
「さよなら」を言うために、練習を何度もしたのにな。
言えなくて、言えなくて。僕は笑っていたんだ。
公園の水道で、作った虹は鮮やかでさ。
水溜まり飛び跳ねて君が笑っていた。
季節外れの風鈴が、解夏の訪れを告げている。
【GUMI】蜃気楼アスファルト【オリジナル】歌詞
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