青や赤、黄色や緑に黒。まったくもって色鮮やかな集団である。
「ごめんなさい、めいさん。めいくん、また酔っ払って…」
「全然いいのよ!カイコちゃんのせいじゃないものね。…ってカイト!」
「何、めいちゃん。あ、アイス食べる?」
「少しはおとなしく遠慮しなさいよ。それ、何個目?」
…九個目。そういおうとして、カイトは急いで口をつぐんだ。視線のほうには有無を言わせぬような、オーラを隠そうともせずについでに強く握ったこぶしも隠そうとしないメイコの姿があった。
「そぉだぞー。アイスなんか食ってるんだったらハバネロ買ってきてくれ」
メイコの背中にのしかかった状態で、アカイトがやる気のない声でカイトをしかった。
「そういうアカイトはめいちゃんから離れてよ!それにハバネロなんてスーパーには売ってないよ!」
「あのスーパー、品揃えが悪すぎるんだ。ハバネロの一つや二つくらいおいとけって」
「それは無理があるよね!!アカ、遊んで」
「お、チビ。遊んでやるかー」
「やったー!種、ヌコ、アカが遊んでくれるって!」
「きゅー!」
楽しそうにはしゃいでいるのはショタイトで、種カイトとヌコカイトをつれてアカイトに遊んでもらう(遊ばれる)のをうれしそうに庭に出ようとしていた。それについて、アカイトがいたずらを始めるような目でおいかけて出て行く。
「あ、アカイト。めいくんの酔いがさめたかどうか見てきて。覚めたみたいだったら、入っていいから」
「わかったー。おk」
軽く返事を返して家を出るとアカイトの目の前でメイトが派手に倒れた。無論、アカイトでもその光景には驚いて悲鳴を――上げなかった。
「おーい、カイコ。メイトが死んだ」
「え?うそー、またー?ちょっと運んでよ。キィも手伝ってー!」
「何で僕もですか」
「一番力持ちなのはキィでしょー?つべこべ言わず、やる!男でしょ!」
「理不尽ですね」
そういいつつもきちんとキカイトは協力してくれる、いいやつだ。一番の力持ちというカイコの言葉は本当のことで、その優しい口調とは裏腹に怪力とも言えるほどの力を持っていて、アカイトや帯人くらいならどうにか持ち上げることができる。
「ちょっと、どうしたの?」
「ああ、たまにめいくんがよってその辺で寝始めるんです。今、その状況」
「なるほどね。…カイト、一生アイス抜きにするわよ。本当に何個目?」
「二十三個目だよ」
「堂々と言うもんじゃないでしょ。人ん家よ?」
あきれ返るほどの甘党、とくに、アイスには目がないカイトは今二十四個目のアイス、『アイ○の実』の箱を開けようとしていたところだった。
「あは、いいんですよ。お兄ちゃんはアイスをてべていてこそお兄ちゃんですから」
「そうだよ!めいちゃん、アイスを食べていてこそ、ぼk…ごめんなさい。もう食べません」
圧倒的な威圧感の前にカイトのアイスに対する執着は鎮火され、メイコの無言の苛苛を目前にしてアイスはとても小さな存在になってしまった。
「さぁて、メイトさんも運んだことですし、昼食をとってから海にでも行きましょうか」
「行くー!キィ大好きー!!」
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