夢に見た 美しい光景
青い空 まぶしい日射し
ひらひらと 無数の極彩色

舞い上がる

あたしもいつか 羽をまとって
太陽に届きそうな場所まで
だけど遠いよ とても遠くて
くじけそうになる
卑小な夢


張り巡る 蜘蛛みたいな罠
誰も皆 いつでも落ちる
ふらふらと ほら 失われては

忘れるの?

あたしはいつか 死んでしまって
存在も何も残せなくって
今をこんなに 生きていたって
何になるのかな
飛翔の夢


ねえ いっそ
虫を頂戴よ
こんなあたしが無事に育ったって
どんな羽で飛べばいい
誰の夢を踏み潰して
そんな価値のある姿に
なれるはずもない


あたしはいつか 生きてるだけで
成虫の姿になる だけれど
今は生きてる いずれ死にゆく
何になるのかな

醜い芋虫 いつか飛びたい
そんな夢しか見れないけれど
これしかないの 見えない未来
色もわからない
飛翔の夢

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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芋虫

蝶の種類は忘れたのですが、
卵の段階で多くが蜂に寄生され、体を中から食い荒らされ、蛹になると中からは蜂が飛び立ち、羽化できる蝶は数少ない。という話をどこかで聞きました。
寄生ではないけれど、それってちょっと人が生まれる前の話に似てる、と思います。

閲覧数:237

投稿日:2009/04/14 02:16:03

文字数:388文字

カテゴリ:歌詞

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