スコープはホテルの入口を示している。一体此処に何があるんだろうか?行ってみれば判るか。

「お次はラビット様にメッセージと質問です。ハイ現場のスタッフへチェーンジ。」

む?私にメッセージ?と、スタッフが私に小さなマイクを差し出した。まるでインタビューみたいだ。

「ラビット様に質問です!いっつもウサギのゲルニカを連れているラビット様、お風呂
 や寝る時はどうしてるんですか?」
「ちゃんとケージで待っててくれるぞ、時々一緒に寝たりはするけど。」
「続いて、えーと賞金を貰ったら何に使いますか?」
「ゲルニカに広い家とお嫁さんを飼ってあげようと思ってる。」
「最後の質問!ズバリ!好きなタイプは?」
「えっ?あ…あの…す…好きな…え…え…えと…えっと…!!ほ、保留!内緒だ内緒!!」
「判りました!メッセージも沢山届いております!」

『ことりのおねえちゃん、がんばってね! しあ』
『しあみつけてくれたおねえちゃん、ありがとう おうえんしてます いくと』
『ラビットとゲルニカのコンビ大好きです!』
『私は学校で苛められてずっと不登校だったけど、ラビットさんの頑張る姿に沢山
 励まされました。あの動画の翌日、勇気を出して3ヶ月ぶりに学校に行く事が出来
 ました。頑張って下さい。』
『嫁になってくれぇえええ!!』
『ドレスの課題MVPおめでとう!僕も投票したので嬉しかったです!』
『もうちょっとだよー頑張ってー!』

ホテルの入口へ着くとジャックが立っていた。

「お疲れ様、それでは問題です。」
「むむ…お手柔らかに頼む…。」
「ミルクたっぷりシナモンティー、砂糖はスプーン一杯半。これ誰の好きな飲み物
 でしょうか?」
「へっ?えっと確か…鳳仙花?」
「正解!」

―――――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――――――――

「やっぽーい、ナス君♪」
「やっぱり其処なんだ…。」

アトラクション【トラップハウス】の入口にバタフライが楽しそうに手を振っていた。

「メッセージもいっぱいだよん♪」

『尻に敷かれてんぞー?ファイトファイト!』
『賞金で【WETA Wave Disrupter Gun】買うならウチの店はどうでしょう?T区の
 13番地にある店で…。』
『モデルガン人に撃っちゃ駄目だよw』
『同じ趣味の人が出て来た時は画面の前で驚きつつ応援しました!銃良いッスよね!』
『バタフライがずーっとナス君って読んでるのが気になるんだけど…。』
『帽子取った所が見てみたい!(*>∀<)ノ』

「何か濃いメッセージだよね。」
「ほっといてくれ…で?クイズは?」
「あ、そうそう問題です!えーと『BW-01ディクタイター』…って何…?」
「ブルースワンの制式自動拳銃で、装弾数10発(ロングマガジン使用時は32発)の
 セミ/フルオート発射の切り替えが可能なマシンピストル。チタニウムコーティング
 された人工ダイヤ製9mm徹甲弾であるアーマーピアシング弾(ハイパーブリット)を
 発射する。発射時には弾丸にエネルギーコーティングを行い、エイリアンに致命傷を
 与える事が出来、多くの戦いでエイリアンに止めを刺した。シングルカラムマガジン
 仕様のためグリップはスリムで握りやすいがその代わりロングマガジンがかなり…。」
「あーもー!正解正解!」

言いたかったのに…。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

DollsGame-132.木瓜-

引っ掛かるといけないので名前はちょっと変えてますw

閲覧数:134

投稿日:2010/09/23 17:12:19

文字数:1,425文字

カテゴリ:小説

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