そして、その頃、ミクは雅彦の部屋にいた。今は二人で話している所である。ミクは部屋の椅子に、雅彦はベッドに腰かけている。
「それにしても、マイケルさんのハグには驚きました」
「確かに、あんな感じでいきなり人前でやられると驚くね」
話題はマイケルのことである。
「最近はあんな感じで、人前でハグされることが少なかったのですね」
「まあ、確かに、僕の経験からも最近はハグされることは減ったな。僕も目の前でミクがハグされても構わないけど」
最近の様子を思い出しながら雅彦が呟く。
「…雅彦さん、ひょっとして、あの時、嫉妬してませんでしたか?」
ミクは気になったのか、雅彦に質問する。
「僕がかい?僕はそんなに嫉妬深くないよ。それに、ミクがあの程度で心移りするほど軽いとは思ってないし。それは間違ってないよね?」
「確かにそうですけど、でも私はあんな感じでスキンシップされることが多いですから、ちょっと気になります」
ミクは世界中を回ることが多いため、色々な場所でハグなどのスキンシップされることが多い。そのことは当然雅彦もしっている。
「ミクがそういうことをされるのは、ミクの側にいれば、いやでも耳に入って来るから、そんなことでいちいち嫉妬してたら、身が持たないよ。僕はちゃんとミクのことを信頼しているさ」
「ふふ、そういわれると、嬉しいです」
微笑むミク。
「そういえば、話は変わるけど、今年のバレンタインに送るチョコの予定は決まったの?」
毎年、バレンタインには、女性陣から男性陣にチョコを送るのが習わしとなっている。それと同時に、男性陣はもちろん、女性陣にもファンから大量にチョコレートが送られてくる。余りに大量に送られてくる上、食べないのももったいないので、チョコを食べるのに雅彦も動員されるのだ。
「もう決まってます。雅彦さん、今年は取っておきを送りますから、期待していてください」
「…取っておきって、まさか、チョコレートにネギを入れたりするんじゃないだろうね?」
少し不安そうに雅彦が尋ねる。
「…それは一度試しました。それで自分で食べてみましたけど、あんまりにも合わないので、その一度しか試してません」
「試したんだ…」
ミクは料理の腕も上達しているのだが、隙あらば作った料理にネギを入れようとする癖は昔から変わっていない。雅彦はまさかその癖がお菓子を作る場合にもあったとは思っていなかったようだ。
「ともかく、期待しているよ」
「任せてください、雅彦さん」
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GUMIより
ミ「用事?ってなんだろ。起こしてく...記憶の歌姫のページ(16歳×16th当日)

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