透明な身体
すり抜ける雨が
「傘なんて要らないよ」
と嗤ってる

明日も変わらないまま
誰にも見えないレインコート
路地裏の猫が鳴いたら
月が昇るまで彷徨う

居場所なんてないよ
何処にも居ないよ
器だけの僕がただ
死んだみたいに生きてる
こっちを見てやっぱ見ないで
でもたまに気づいて
小さな水たまりに靴が濡れた

黒く滲んで
影のように伸びて
可笑しいねなんて
揺れている

昨日と変わらないまま
誰かを待ってるレインコート
止まない雨に紛れて
夜が降りたら踊ろう

愉しくなんてないよ
何にも無いよ
器だけの僕はまだ
息をしながら死んでる
こっちにおいで傍に来て
でもたまに離れて
小さな心に水が跳ねた

一人膝を抱いたり
感傷に浸ったり
無意味な暗さに醉う
事もないけど

居場所なんてないよ
何処にも居ないよ
器だけの僕がただ
死んだみたいに生きてる
こっちを見てやっぱ見ないで
でもたまに気づいて
小さな水たまりに靴が濡れた

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夜とレインコート

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投稿日:2021/05/25 19:55:06

文字数:418文字

カテゴリ:歌詞

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