花さえ咲くことのない
寂れた町の一角に小さな楽器屋
若い娘が一人で
毎日楽器を作り上げる

やさしい音色を奏でるが
どうも何かが物足りない
娘は悩み考えたすえ
青い髪を持つ青年のブリキを作りあげた

こんにちは、見えますか?
娘の問いかけに青い髪をもつブリキは
返事のかわりに歌を歌う
娘が奏でるメロディーにあわせて


ブリキが生まれてから
春が過ぎては夏がきて
秋の葉が散り冬がきた

ブリキと娘は毎日音楽をつむぐ
寂れた町は明るくなり
春には花がさくらしい
寂れた町にもうすぐ彩りがともる

花が咲いたらあなたに名前をあげましょう
娘はブリキに細い小指を差し出して
約束をかわしていく
ブリキへの最高のプレゼントを

雪が少なくなり
春まであと少しのところで
娘は病に倒れた

ブリキは娘の傍らにたって
娘が愛した歌うをつむぐ
願うように毎日

花の種が芽を出した日に
娘はブリキに名前を与えた
海のように広い心に
空のように青いブリキはKAITO

娘は彼に名前をささげて
小さな命を歌にあわせて
旅立たせた青い空に


彼が生まれてから3度目の春がきた
そこには音楽で活気づく町に
咲き乱れる花に彩られた
小さな楽器屋がひとつ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

青いブリキ

5個目の作品ですが童話風味です。
こういう童話みたいのが大好きなんですよ自分が。
今回またメインがKAITOですがorz
ですがこれを歌うのはKAITOでなくてもいいかも知れません。
双子が歌ってもきれいな気がしますv

うひ!絵をアップしたりしたい、この絵をかきたい
ですが学校の課題が・・・っ!

ではでは、お目に留めていただきありがとうございました!

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閲覧数:245

投稿日:2008/04/26 14:23:26

文字数:518文字

カテゴリ:その他

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