はらり舞う宵
乱れ散る恋より
儚く綺麗な
夢を見せる

駆け寄って
繋いだ手
今はその先
別の人

あの日のままで
幸せな時のままで
止めてしまえたのなら
どれほどによかっただろう
けれど悲しいほどに
私と過ごしたどの日より
今日の貴女は素敵でした

独り月に酔い
乱れ散った恋浮かべ
既に切れた糸の
先を夢見る

肩を寄せ
眠ったね
あの温もりを
忘れられず

ここでない未来なら
彼岸の果てでなら
また笑顔をくれるかな
愛しいあの笑顔を
けれど悲しいほどに
私と過ごしたどの日より
今日の貴女は素敵でした

初めから出逢わなければ
運命とやらの歯車
狂わずに済んだのでしょう
結ばれないことは
分かっていたつもりでいた

最後にその髪を結い
送り出した私に言う
「貴女が友達でよかった
大好きよ一番に」

ここでない未来なら
彼岸の果てでなら

あの日のままで
幸せな時のままで
止めてしまえたのなら
どれほどによかっただろう
けれど悲しいほどに
私と過ごしたどの日より
今日の貴女は素敵でした

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恋詩

平安時代の貴族の娘の片思い。
今日は想い人の祝宴です。

閲覧数:348

投稿日:2021/06/17 21:48:23

文字数:449文字

カテゴリ:歌詞

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