――かつてそこは眩いばかりの光に祝福された大地でした
陽を崇め 夜を恐れ
太一の光に 幾万の光に
囲まれた彼らは喜びの歌を奏でておりました
しかしいつの日か感謝の心を忘れた人々に天は怒り
太一の光を 幾万の光を
高く遠くにお隠しになってしまわれたのでした――
極彩の鳥が啼(な)く
目覚めの時を告げる
生命を照らす輝きはなく
怒れし天に慈悲など非ず(あらず)
陽を崇めた彼の日は遠く
地上は尊き空を失い
火輪(かりん)なき朝 標なき道
人はそこに迷い覚えむ
見上げた眼(め)に徳はなく
風に捕われし未来の行方は何処(いずこ)
極彩の鳥が啼く
嘆きの詩(うた)を紡ぐ
生命を包むぬくもりはなく
にごりし天に祈り届かず
夜を恐れた彼の日は遠く
地上に数多の星を作りて
光なき空 希望なき道
人はそこに絶望を見む
合わせた手に意味はなく
風にさらわれし願いの行方は何処
欲を禁じた彼の日は遠く
地上に気ままな月のみ残し
定まらぬ形(かた) 変わりゆく様(さま)
人はそこに己(おの)を重ねる
誓い立てることもなく
風に遊ばれし彼らの行方は何処
――後に残されたのは今まで目にも止めなかった気紛れな月だけ
人々は太一の光を 幾万の光を失ってから初めて
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