「友達……?」
ミクは訊き返した。
「そ。どう、やってみる?」
先生はおもしろそうに笑った。
そして、ミクは言った。
「やります!友達になりたいです!!」
ミクは、勢いよく言った。
「よし、やってやれ、だ!」
先生は笑って、ミクの頭を撫でた。
「はいっ。じゃあ、私は授業に行ってきます。」
ミクは軽くお辞儀をして、教室に戻った。
本当に、友達になれたらいいなっ♪

教室に着くと、いつもどおり双子はおしゃべりをしていて、カイトは空を見ていて、メイコはどこかをぼーっと見つめていた。
いつもよりすんなりと教室に入れた気がして、小さく鼻歌を歌いながら席についた。
それから、いつもどおりに授業は進み、その日は終わった。
早く友達になれたらいいな。


――始まりのうたは、誰だって持っている。
それを奏で始めるのは、彼方自身だから。――

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

流星-ナガレボシ-のうた。〝始まりのうた。〟ヨン

ちょい短いです。
感想ください。

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投稿日:2009/08/22 21:26:09

文字数:379文字

カテゴリ:小説

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