夏のぎらついた空の下
別れは突然じゃなかった
次第に熱で溶けていく
わたがしのようだった
曖昧なビジョンの靄が
僕らの未来を滲ませた
いつまでも耳を貫く
蝉の声と君の「バイバイ」
別れは夜だって
誰かに言われたでもなく
そんな気がしていた
日傘の下君は泣いてた
君の人生の先を飾る
魅力が僕には欠けている
ただそれだけのお話でした
真昼の太陽が嘲笑った
青い風鈴が揺れている
帰りは影ひとつ足りない
コンビニ買ったラムネ菓子
しょっぱくて飲み込んだ
置き去りのサンダル越しに
続いてる真夏のノイズ音
聞こえないようで聞こえる
君の声と蝉の「バイバイ」
別れは夕立だ
どこにも行けなくなるんだ
濡れたアスファルトに
思い出だけ増えて積もった
忘れられたくはないのだけど
残っていたくもない場所で
ふと曖昧な感情の中
笑ったおかしくもないのに
いつかまた会えるかな
なんて嘘さえ言えなかった
真実(ほんと)はまぶしくて
目を開けられなくなってた
白い君の背中
もう二度と届くことない
変わり続けていく世界の中
変わることできぬ僕ひとり
今日さよならを選んだのは
君でも僕だってなかった
影が伸びる交差点で
立ち止まったままの気持ち
「バイバイ」は消えずに残る
真昼の空のどこかに
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