かすかな光を手繰り寄せるように
逃さないようにって何度も
失い続けていたんだね
でもそれなんのためだったっけ

手に入れたかった輝き
宿したかったトモシビ
ねぇその後はどうしたい?
ねぇその先は何がある?

それじゃぁ立場を変えようか
真っ暗でできないことって

怖いから動けない
手を振っても見えない
何が有るかわからない
どこに行けばいいかわからない

動かなくても君はいるよ
伝えたいなら叫べばいいよ
分からないなら触れたらいいよ
転んだら助けを呼ぶといいよ

今もずっと光を求めて不安で
暗闇を誰かの代わりに嫌って

目を開けているのに暗闇なのか
目を開けられないのに気付かないか
一生懸命辞書引いても見えないのに
気持ちに縋るのを忘れてしまう

やたらと振り回され続けてるのに
どこが中心か軸か知れないなんて
諦めたふりで腐ってるふりで
握った拳の爪痕が覗いてるよ

さっきから呼吸が整わない
このままじゃ歌も歌えない

黒い歪みに溶けていく歌声を君は
「闇に聞かせてる」って笑ってたね
ファンクラブ出来たら教えてよ
その中に混ざりに行きたいからさ

はち切れそうな正論の袋を結んで
枕にすれば悪夢のオールナイトシアター
自分の輪郭を忘れたころにはもう
後悔の欠片だって残ってやしない

どんなに清々しい顔でいても
喉元に刺さるうしろめたさったら

空っぽの袋とたくさんの持ち物
痕跡も軌跡も暗闇が美味しく食べました
僕の事もさあどうぞって目を閉じてたら
「まずそう」って失礼なこと言って消えた

そうして夢から覚めてもまだ
現実感のない世界はまだ夢に見えて
時折闇の中で滲んでいく僕の輪郭は
得体の知れない安らぎを与え続けてる

何も無かったように生きていくのには
少し知りすぎたのかなって笑う

誰よりも何も知らないくせにさ

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  • 非営利目的に限ります

うしろめたらいと

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投稿日:2023/01/29 19:18:29

文字数:769文字

カテゴリ:歌詞

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