【時間泥棒6】奪われるだけの物語-Chrono maker-

投稿日:2012/11/10 02:08:44 | 文字数:1,082文字 | 閲覧数:76 | カテゴリ:歌詞 | 全3バージョン

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時間泥棒六作目。ようやく物語の折り返し地点。

数世紀早く生まれてしまった天才時計工。彼は時計ギルドでも無能な変人扱い。唯一理解者は街一番の歌姫。格下だと彼を見下していた親友が、その才能を認め気が狂わんばかりの憎しみを抱えた原因は、歌姫に送られた小さく精巧な指輪時計。友の策略によりギルドを追い出された彼は生活もままならず、家に残ったのはたった1人の子供だけ。恐ろしい才能を秘めていた彼のため、自分と同じようにはならぬよう、時計作りを教えなかった時計工。夢のために捨てた普通の幸せ、家族を取り戻すために、大富豪へと捧げた黄金の懐中時計。それが悲劇の発端だった。
繰り返される物語。数多の街時計を統べる王。世界を見下ろす男。その視線の先には自分と同じ顔の亡骸。動かないそれに駆け寄る少年の姿に懐かしさを覚えながらも、繰り返される結末に重い息を吐く。

小説の掘り下げ作業で曲作ってたらまだ書いていない辺りのネタバレソングになってしまったでござるの巻。

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TEXT
 

クロノメーカー甲斐性無し 嫁には三年(みっか)で逃げられる
それでも僕が笑えているのは 君が居てくれるから
(ギルドからも追い出されて 今日も楽しく時計作り)
ありがとうと伝えたいよ 君は僕の最高傑作(パーペチュアル)


お前は未来(あす)を生きている 誰かがそう言った
目指した夢も僕の願いも 理解できる人はまず居ないと
流行(はやり)で捨てられる時計 可哀想だと思うんだ
心を込めてその生涯を 刻ませてあげたいのが親心
例え陽傾いたって 時計作り楽しかった
あの子に出会い唯恋をして 本当の役割を知るまでは

歌う君を見てから 僕に生まれた時計があった
ゼンマイ仕掛けのオルゴール 君のためだけ奏でるよ
真っ赤な君によく似合う 赤いルビーの指輪時計
何時でも壊れて構わないんだ 永久保証で直すから

クロノメーカー 風変わりの変人とかよく言われます
それでも時計作りの 情熱誰にも負けませんよ
クロノメーカー 稼ぎとかは割と底辺かもしれません
頭脳集団? 今思えばどうしてギルド入れたんだ?
クロノメーカー 甲斐性無し こんな僕で構わないのなら
隣で歌ってくれませんか? 二人で刻む旋律(メロディー)を 



嘘の時に奪われた 時間がもしあるなら
その間にさ、もう一秒でも 愛しい人を唯抱きしめたい
正確な僕の時計 楽しく正しく歌え
そうすればもう一人でも多く 必ず誰かが笑顔に変わる
日々の後悔なんて 誰もしたくないはずで
今際の際も僕は未練を 残さぬように唯生きられたらと

心を悪魔に売ってでも 守りたいものを見つけたんだ
永久機関の金時計 夢に背く物だとしても
正確な時は奴には 過ぎた代物なんだけれども
手放した普通の幸せが 今は恋しくて堪らないよ

クロノメーカー 天才とか例え誰かに言われても
愛しい人直すことも 叶わぬ無能な人間で
クロノメーカー 永遠とか漠然と物悲しい話
つまらないと見下すだけ ここまで辿り着く誰か(ぼく)を
時はカイロス追えば追うほど この手には何も残らない
悲しみだけ僕と彼の中で 飼い殺された永久機関(パーペチュアル)

追いかければ求めたなら 奪われるだけの物語
与えるより奪えたなら 全て巻き戻して幸せに(ハッピーエンド)
身構えても幸せだけ どうしても僕らすり抜ける
別の時代(せかい)生まれたなら ありふれて埋もれたはずの僕ら


クロノブレイカー作らせては 打ち壊された悲しい時計
同じ夢を繰り返し奏でる 悲しい永久機関(パーペチュアル)
悲しみ目覚めさせる君は 僕の愛しい最高傑作(パーペチュアル)

本業趣味の小説の掘り下げで物語っぽい曲作り。

ボカロさんには演劇とかミュージカルのノリで歌って貰ってます。歌って踊れる演劇ロイドを目指して、たまに女装とか男装とかさせてます。

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