泣きだしそうだった
もう二度と会えないようで
机の傷撫でた
瞬きで零れたひとつ
先生は誰よりも泣いてた
叱られてむくれた日のこと
今更になってごめんと言った
寄せ書きを渡すのは
別れのためじゃなくて
その心の片隅に欠片でいい
いつまでも住んでいたいから
笑顔でいたかった
その心に優しくいたい
造花の薔薇撫でた
棘のない思い出ばかり
未来への憧れはあるけど
撫でられた頭の感触
いつまでもきっと誇りにするよ
寄せ書きを書いた日は
楽しい今日浮かべた
その瞳が読んでいくひとつの中
とびっきり胸を飾るよう
「生きづらいか」
屋上でふたり寝転んだ
どうってことない顔をして
何て返事したっけ
寄せ書きをあげた時
密かに手が震えた
いち生徒と思われていたっていい
笑ったよこれが答えだよ
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