ハト時計が単調なリズムを
ちらつかせている午後3時12分



振り子の音と鼓動が交じりあって
いつしか単調だったリズムも
不思議とにぎやかになってきた



窓のほうに気をやると
葉のざわめきやおしゃべりな小鳥



アスファルトの上を転がるタイヤ



子どもたちの楽しそうにはしゃぐ声



まるで音たちがわれもわれもと集まり

オーケストラでもひらいているみたい



「ただいま!」



あ、音たちがみんな逃げちゃった

彼らは非常にはずかしがり屋である。


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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オリジナル【留守番娘】

13歳の時はじめて書いた詩

小説雑誌Cobalt掲載作品

閲覧数:48

投稿日:2013/01/05 13:42:37

文字数:244文字

カテゴリ:歌詞

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